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なでしこ、パリ五輪決める 北朝鮮に2-1で競り勝つ
サッカー女子五輪最終予選

2024/2/28 20:31


 

サッカー女子のパリ五輪アジア最終予選第2戦は28日、東京・国立競技場で行われ、2大会連続6度目の五輪出場を目指す日本代表「なでしこジャパン」は北朝鮮に2-1で勝利し、五輪出場を決めた。

日本は前半26分、相手陣中央のフリーキックからボールをつなぎ、最後はこぼれ球を高橋がゴールに押し込んだ。後半31分には、右からのクロスを藤野が頭で合わせた。後半36分には1点を返されたが、逃げ切った。

 

サウジアラビアでの第1戦は0―0の引き分け。2戦合計スコアで争われるため、第2戦の勝者が五輪切符を手にすることとなっていた。(産経ニュース)

 

 普段あまりサッカーには興味のない私だが、昨夜は勝った方がパリ五輪出場を決める、という事なので、これは見ないといけないと思って最初から観ていた。

 

 それに北朝鮮の選手がどんな感じで試合に臨んでくるのかという事にも少し興味があった。

 

 なでしこジャパンが世界一になった10年程前(だったかな?)こそ、色々話題にもなっていたので、海外試合等は時々テレビで観ていたこともあった。

 

 しかし最近は殆ど観ていないので、日本選手の顔も殆ど知らないし、ましてや北朝鮮の選手など誰が誰だかさっぱり分からない状態だった。

 

 そしてこれは私だけの印象だったかも知れないが、これ迄女子サッカーは男子サッカーと比べると、スピード感も迫力もかなり劣るので、正直あまり面白くなかった。

 

 いわばプロ野球と高校野球くらいの差があるように感じていた。なので女子サッカーをわざわざ観ることは殆どなかった訳だ。

 

 試合が始まると北朝鮮はかなり積極的に出てくるし、日本が攻められている場面も多かったので、これは結構難敵かも知れないな、と思い始めた。

 

 またこれは両チームに共通する事だが、スピード感も以前と比べるとかなり増したような感じがしたし、連係プレーも上達したような気がした。

 

 そして観ている内に段々試合の中に引きずり込まれて行き、前半の半ばくらい日本が先取点を上げ、後半に2点目を追加した時には思わず「やった!」と叫んでいた。

 

 北朝鮮は追加点を入れられた後、死に物狂いで攻めて来て、1点を入れ1点差に迫ったがそこまでが限界だった。

 

 という事で日本が何とかパリ五輪の切符を手に入れた時には私も選手たちやファン達と一緒に喜んだ。

 

 一方で惜しくも敗れた北朝鮮の選手や監督達は、北朝鮮に帰国した後どうなるのだろう、という余計なことまで少し頭をよぎった。

 

 大事な試合に勝ち、五輪切符を勝ち取った日本選手たちの喜んでいる笑顔を観ると、試合前には男みたいに思えた選手たちも、やはり普通の若い女の子達なんだな、と思え少し安心した(笑)。