自衛隊の存在にもっと敬意を! | アジアの季節風

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アジアの片隅から垣間見える日本や中国、あるいはタイを気負うことなく淡々と語る

 今朝は何とか雨も止んだが、昨日は夜中から一日中冷たい雨がシトシトと降っていた。そんな日には買い物にすら出る気もしない。

 

 けれどテレビのニュースでは、そんな日も能登半島の被災地で自衛隊の人達が懸命に働いているのを観ると、如何に勤務とは言え大変だなあと思う。

 

 彼らがどういう動機で自衛隊に入ったのかは知らないが、どういう動機であったとしても他人の為に自分の命を懸けて働くと言うのは尊いことだ。

 

 私にはとても真似出来ることではない。

 

 中には俺は国を守るために自衛隊に入ったのに、こんな災害救助なんかの為に使われるのは気に食わない、と思う隊員もいるかもしれない。

 

 確かに自衛隊の仕事の中で最もメインの任務は、いざという時にこの国の国土と国民の命を他国の侵略から守ることだろう。

 

 だから私も勿論彼らにはそれを一番期待している。

 

 その為には災害救助等は別の組織である、例えば災害救助隊みたいな組織を創った方が良いような気もする。

 

 そして自衛隊は国防軍としてはっきりと区別し、他国からの侵略の防衛に備えたものにした方が良いのではないだろうか。

 

 というのもこういう災害の時のスキをついて、他国が侵略してくるという可能性だって全く考えられないことはないからである。

 

 最近日本では自衛隊を募集しても中々思うようには集まらない、という話を良く聞くようになった。

 

 今回の様な地震災害や台風災害の時の自衛隊の活躍に対しては、国民の評価も高く、自衛隊に対する感謝の気持ちも多い。

 

 しかし他方では未だに自衛隊は憲法違反だという声も根強く残っている。そういう私だって憲法9条を素直に読めば同じように憲法違反だと思う。

 

 だからこそ憲法を改正しなければいけないのである。改正して自衛隊をきちっと国軍として認め、それなりに尊敬できる存在にしなければいけないのである。

 

 そうすれば先日起こったような、陸自の幹部が集団で靖国神社に安全祈願のために参拝したことを、左翼メディアにどうのこうのと言われる筋合いも無くなる。

 

 尤もあれは皆さん年休を取っての参拝だったのだから、最初から法律上も何の問題もなかったのだが・・・。

 

 しかしそのように一部では今でも言われるような存在である自衛隊に、若い人たちが喜んで入隊しようと思う筈がない。

 

 何時までも政治と金の事にばかり(それも大事ではあるが)国会が時間を費やしているような場合ではないのである。