突然の悲しいお別れ | 鬼妻ファイト日記

鬼妻ファイト日記

毎日の姑とのバトル日記を、完全卒業しました。
10年の在宅介護を終えてからの姑は、施設に2年、療養型病院に
2年入院しましたが、令和4年11月3日(文化の日)に、97歳にて他界しました。
これからは、自分の老後の日記を書いていこうと思っています。

名古屋の斎場まで行ってきました。

娘は職場から近いので直に来ました。

私は1時間以上かかってようやくでした。

受付までは平然としていたのですが、喪主の娘の兄弟子が、挨拶に来た途端、涙が溢れました。

「やっと親子になれたというのに……」

と声を詰まらせます。

彼は先生の甥御さんなのですが、子どものいない先生は、彼を日舞の跡継ぎにし、戸籍上も養子縁組をしたようです。

「今日は○○さん(先生のご主人)の3回忌なんです。連れて行ったんですね。恨みますよ」

 

3回忌の準備をして着物もちゃんと着ておられたようです。

出かける前にトイレに入ったようです。

用を済ませて立った拍子に気を失い、そのままトイレで倒れたようです。

お迎えに行った彼が、トイレで倒れている先生を見つけ、救急車に電話したのですが、結局そのまま帰らぬ人となってしまったというわけです。

 

娘は、私より少し遅れて到着し、兄弟子から状況を聞いておりました。

焼香した後で、棺の中の先生の姿を見て、肩を震わせている娘の姿が痛々しかった。

支柱を失った娘は、これからは自分の足で歩いて行かなくてはなりません。

兄弟子の彼は、私に、

「頑張って浴衣会、やりましょうね」

と鼓舞するのですが、何しろ大き過ぎました。

存在が大きい人だったから、失った代償は計り知れません。

まさに巨星落つ。

 

合掌。