昭和から平成に変わった時は、それほど大きな時代の変化を感じなかったように思うが、さすがに令和も6年も過ぎると、時代は変わってきたんだな~って思うようになりました。
昭和のド根性物語は、遠い過去。
監督が、選手をぶとうもんなら、監督はクビ。
今や体罰はご法度。
それは、選手同士でも言えること。
暴力問題を起こそうものなら、選手もクビです。
怒鳴ったり、殴ったり、それはもう過去の産物。
スポーツの世界には、まだそういう悪しき習慣が残っているところもあるようで、今回の相撲界の事件はまさにそれでした。
北青鵬の弟弟子へのいじめにも近い日常的な暴力は、許されることではないのに、それを厳しく監督指導をしなかった宮城野親方の責任は重大だとだれでも思うところです。
指導者としての資質を疑われても仕方のないこと。
まして、将来を有望視されていた力士一人の未來をも奪うことになってしまったのだから。
モンゴルに対して決して偏見などは持っていませんが、横綱の朝青龍、そして日馬富士、白鵬と、やはり日本の相撲の「心技体」が理解されていないように思われてなりません。
強ければいいというものではありません。
強い者には、そこに人格が備わらなければなりません。
相撲協会も、頭が痛いことでしょうね。
話は違うけど、松本人志問題も、昭和や平成ではかろうじてセーフだったかもしれないことが、今では絶対に許されないのです。
昭和を生きてきた人には、本当に生きにくい世の中になっているのです。
教育界でも、すごい変革が始まっているようです。
今や、スポーツでも勉強でも、一握りのエリートを作ればいいのであって、あとは好き放題にしていて結構だと言うのです。
もはや、テストもなくなり、そのうち評価もなくなるだろうと言われているのです。
選抜された者だけ、エリート校に入ればいい時代が来ると言うのです。
勉強したくないものは勉強しなくていい。
「勉強しろ」とだれも怒らなくなるのです。
さて、日本はどこに向かって進んでいくのでしょうか。
とにかく私たちも頭を切り替えていかないといけないことは確かなようです。
「昔は良かった」なんて言ったらぶっ飛ばされますよ。(笑)