さて、今日は姉とデート。
珍しく映画に行こうと誘ってきた姉。
その映画は、歌舞伎ムービー。
歌舞伎自体は、平成22年のものです。
この作品は、吉原で実際に起きた事件をもとに書かれたものだそうです。
歌舞伎ならではの花魁道中は、絢爛豪華。
玉様の花魁は、もう美しすぎて、勘三郎扮する田舎商人佐野次郎左衛門が、口アングリと開けたまま固まってしまう様子が頷けるほどだ。
映画のいいところは、アップで表情がよくわかるところだ。
玉様の流し目の色っぽいのなんのって。
見染めてしまった次郎左衛門が廓に足しげく通い、ようやく玉様演じる八ッ橋を身請けするところまで漕ぎ着けたというのに、八ッ橋には情夫がいたのだ。
その情夫が片岡仁左衛門。
これまたいい男。
ネタバレになるので、ここらへんまで。
とにかく玉様の美しさは、圧巻。
ちょい悪役に、大河『鎌倉殿』の北条時政お父ちゃん役の板東彌十郎が出ていたけど、悪役の方がピッタリかも。(笑)
名古屋空港のミッドランドスクエアシネマで観たのですが、帰りに、ちょっと買い物しただけです。
何しろ食べ物に興味のない姉と一緒だったので、お茶することもなく帰ってきました。
もっとも私も連日のお出かけで、さすがにちょっと疲れ気味だったのでそれもありかと。(苦笑)
昨日、ゴルフをしていた時のこと。
婿殿が、こんなことを言ったのです。
「お義母さんは本当に元気ですね」
と。
「昨日は奈良まで出かけたんでしょ?その前の日は遅くまでバーベキューだったし」
「あはは、ホントだね。でも、お父さんの方がもっと元気よ。
私が体中痛いって言ったら、なんで痛いんだ、どこか悪いんじゃないかって言うのよ。おかしいでしょ」
婿殿は苦笑い。
「なんかお父さんの方が私より長生きするような気がしてきた」
「え?」
「そうなったらお父さんのことよろしく頼みます」
「え?それは困ります!」
二人で大爆笑しちゃいました。
とにかく玉様で癒されたので、すぐに復活すると思います。