朝ドラの「おかえり、モネ」。
今週は、おばあちゃんの初盆で実家に帰ったモネが描かれてましたが、その中で同級生だった三生の逸話が入るのです。
彼は、島の寺の長男として生まれました。
お寺の跡継ぎになるべく、仏教関係の大学に進学します。
ところが、大学には行っておらず、髪の毛は金髪、耳にはピアスが。
定番のように「バンドをやりたい」とほざき、同級生の友達からは、鼻で笑われます。
実際の三生は、自分に僧侶が務まるのかと、悩んでいたのです。
モネの家に居候しながら、家族のあり様に何か帰するものを感じ始めていくのです。
お経を読む父親の後姿に、今の自分の立っている位置に不安を感じ始めます。
そんな三生にモネの父親が説くのです。
「親の跡を継がないことの重さは十字架だ」と語るのです。
なにあろう、モネの父親こそが、親の跡を継がず、違う職業に就いたからだ。
「親の跡を継ぐ」というのは、商売をやっていたり、寺や病院経営者、その他にも会社経営や職人といった特殊な職業に限られてきます。
農家や漁師もそれに当てはまるかもしれない。
今は、父親の代で終わらせてしまう家庭も増えています。
親の跡を継ぐと言うのは、子どもにとって嬉しい事なのか、苦しい事なのか、両方あるかもしれない。
先日、「イッピン」という番組で「江戸切子」の職人さんの作品が出ておりました。
そこに出ていたのは、立派な跡継ぎの作品ばかりです。
父親とは違った作品に取り組んでいる子どもさんもいましたが、一様に共通して言えることは、父親を尊敬しているということでした。
父の背中を見て技術を習得し、さらには父を乗り越えていかないといけないのです。
当然「茨の道」です。
それでも跡を継いでいく子どもさんには、感動します。
我家も、お陰様で次男が、父親の跡継ぎになりそうです。
長男は、まったく違う職種に就いたので、夫もその点は諦めており、
むしろ今は長男の応援さえしております。
ありがたいことに、祖父、父、と継いできた職業に次男も三代目として就くことが出来ます。
彼も、スンナリとはいかず、茨の道を味わっています。
資格が必要な職種なので、資格試験に受からなければなりません。
最後はしがみついてまで頑張りました。
夫は、息子たちに強制したことはありません。
「跡継ぎなんていなくてもいい」
とさえ言っていた人です。
それでも、後を継いでくれることがわかって、やっぱり嬉しそうです。
私もせっかく男の子が二人いるのだからと、後を継いでくれる子がいてホッとしています。
朝ドラの三生くんも、きっと紆余曲折ありながらも、住職になるべく努力をしていくのではないかと期待しています。