鳴動する身体 ③武道からみた精神と身体 | リハビリとか科学とか合気道とか

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武道家とは言えないくらい
たいして武道経験して無いけど

武道から語ってしまおうという
ちょっと大胆な自分。

他の人と違うのは

PTなので
人の動きにちょっと詳しいこと

認知神経リハ勉強しているので
ちょっと学習に詳しいこと。

で、身体と精神に興味があって

脳科学に興味があること。

武道家が身体を語るのがベストだけど

それだと体験談なので
ちょっと伝わりにくい。
共通の言葉にならない。

でも普通の科学者が分析しても

運動学や神経系の学問に
言葉が置き換わるだけ。
武道家の真意にはたどり着かない。

認知、脳、運動、学習

こんな視点から
フィールドワークしている人は
たぶん少ない。

ということで
武道家の言葉を借りながらチャレンジ。


武術とは実際の生死に関わる場面で使われる。

でも、ビビったり、何かに気をとられると
武術を使う間もなくやられる。

ということで、
捉われない精神を身につけることを目指すのが日本武道の特長。
生死の場で生死に捉われない心で技を繰り出すことを目指す。

如何に勝つか?
常に勝負にこだわる
西洋のスポーツや武術との
大きな違い。

だから捉われない心を目指す禅や
禊を行う神道を
精神修行として行うことが多い。
元々剣道も柔術も同じ。
多くの剣豪は寺にこもったりしている。

こうなると武道とは
単に相手をやっつける手段ではなく
自己の精神について実践的に追及する手段となる。

先ず心があって
それに応じた身体の練習をする。

心の修行があって
心の成長に合わせた練習をする。

これが日本武道独特のスタイルとなるらしい。
 
で、何事にも心が捉われなくなって
心をコントロール出来るようになった時、
自然と技が生まれる。

心の僅かな動きが身体に大きく影響を与える
これだけ密接に心と身体は一体となっている

これが精神と身体に対する
日本武道の捉え方らしい。

続く