リハビリとか科学とか合気道とか

リハビリとか科学とか合気道とか

気楽にリハビリとか科学とか合気道とかその他興味があることについて書いています。

バルサルバ効果

なんてものがあります

バルサルバ法とは目的と機序が違います


力を入れる時によく息みまよね?

一瞬息を止めると最大筋力は上がります。そしてそれはかなり無意識に行っています。立ち上がる時に「よいしょ!」というのもひとつで瞬間的に息むことで力を出してます。

リハビリの業界でも有名で常識レベル。

普通に学生時代に学びました。


合気道を行っていても初めはかなり息みます。

無意識なんだから当たり前ですよね。

たぶん合気道以外でもそうじゃないかな?

隣でいつも稽古してる柔道やバドミントン、ドッジボールなんか見ててもそう。

投げる(打つ)瞬間は息を止めてます。


合気道しててもいつまでも息んでる人は多いんじゃないかな?


で、前置きが長くなったけど、

今回は「息むな!」

という内容ではありません。

そんなの当たり前ですね?


今回はタイミング。


先日八段位の師範の講習がありました。

まさに呼吸のお話。

呼吸投げ、呼吸法、いろいろあるけど

息を吐きながら投げましょうというお話。

ちなみに合気道の投げは全て呼吸投げです。開祖は小手返しとか四方投げとか十字投げとか言ってません。せいぜい学ぶべき順に一教、二教・・・といった感じだったようです。

二代目吉祥丸の代で合気道を普及させるにあたり技の区分と名称が必要なため特徴的な一部を分類し名付けられました。

なので合気道では名前のつけられない技も多く、それらは「呼吸投げ」と言われます。技の入り方の少しの違いで技が派生するので千差万別でいちいち区分や名前をつけられないためです。


呼吸を使って投げるから呼吸投げ。

合気道の全ての技は呼吸投げ。

その呼吸を鍛錬する方法が呼吸法。

1回の投げで吸った息は全て吐ききります。余力を残さない。


で問題は

「いつ息を吐き始めるか?」

です。


息を吐こうとすると投げる瞬間に合わせがち。でもそれだと息みます。

「ふっ」と吐き始めの圧があるんですね。

師範が何度もお手本を見せてくれたのは

「はーっ」と吐き始めてから動きを乗せる、そんな感じです。

呼吸に動きを乗せるという表現がピッタリかと思います。


実践での意味は?

ぜひ合気道で体験してみてください

って言いたくなります。

体感が一番。


でもあえて若輩者の言葉で伝えると


動きに淀みが無くなる

投げる側も無意識にブレーキがかかってるのでそれが無くなる

なので通常の投げより勢いが出ます


また相手の呼吸に合わせやすくなります。呼吸というと抽象的。

相手も同じ現象が起きてるので動きを先達されると息む瞬間を無くします。

相手は息んで踏ん張ろうとしてるので力が抜けた感じがします。支えが無くなる感じがあるようです。

柔術的な崩しの意味合いではなくタイミングの問題で「ふっ」と抜けた感じですね。合気道の特徴の1つかと思います。


また動きが止まらなくなるので相手は崩れ続けます。崩され始めてから流れるように崩され続けるのでよく分からない間にひっくり返されます。

稽古で実践していると「ふわっと返された」と感じるようです。投げる側もそのように感じます。これも合気道の特徴の1つかと思います。


呼吸のタイミングを考えることで

こちらの動きの勢いが滑らかになり

相手は支えを失い

よく分からない間にふわっと投げられる


これらが合気道における呼吸の意味合いで、特にタイミングで考えるべき内容のようです。

まだまだ未熟者なのでさらなる意味合いがあるのかもしれませんが、

これが現在の到達点となってます。


さらなる高みへ!

プロになるのは簡単

難しいのは

プロであり続けること


〜バーテンダー〜


プロであり続けるためには

壁を壊し続けなければならなない


共感します


まずは諦めないことが基本ですね。



活力

・活動を生み出す力

・勢いよく水が流れ出る

 転じて勢いよく動く、生きる


例えば

・手を動かす力

・刀を動かす力

・杖を動かす力


合気道は手を通して、刀を通して、杖を通して相手に働きかける。


すなわち力を生み出すだけでは不十分。

手や刀を通して活力を生み出すことが大事。


いままで刀は振れていたけど刀に力を伝えるだけでした。合気道の刀としては振れていないことを学びました。


さらなる一歩へ。

稽古あるのみ。