明鏡止水
いいですね。
マニアックさ全開の番組です。
その中で姿勢の話がありました。
「丹田に重心を置く」
そんな表現だったかと思います。
丹田=臍の下辺り
に
重心=身体の重み
を置く
すると少し前かがみになる。
剣術の先生による刀もそこに重みが来る用に差すと。
少し前かがみになるのは斬った時の衝撃に耐えれるからだとか。
実践してみるといろいろ分かることが。
いつもの姿勢はあまり良くない。
ソファにもたれ掛かるような
みぞおち辺りで前屈する姿勢。
対して丹田は相対的に前。
曲がった、クランク型のテトリス棒を立てた様な姿勢。
つまりおしりが前に出ている。
そうなると足から丹田までの軸と腰から上の軸が前後にズレて2つある。
一方、姿勢を整えてみる。
みぞおちで折れ曲がっているのを真っ直ぐに戻し、
臍の下辺りに乗るように、
そこで折れ曲がるように、
その上に身体の上半分の重みを乗せるように。
すると軸が1つになる。
身体の重みが下肢まで伝わる。
あーそうか
武道で言う「軸を作る」ってこういうことなんだな
って実感できる。
合気道でも頻繁に胴造りと言われるけど、このことなんだなって。
少し物理的に解釈すると
一本の軸はきれいに回転する。
下からの力を真っ直ぐ上に伝えて
上からの力を真っ直ぐ下に伝える
・・・効率が良い
真っ直ぐの棒が前に倒れると効率良く前に押せる。途中で折れ曲がってると軸が短くなる。
理合というやつですね。
武道的な姿勢になると
突きでも
抑えでも
投げでも
捌きでも
とにかく効率良くなるみたいです。
人間の重心は仙骨の前方にあります。
丹田は下腹付近なので仙骨の前方。
つまり「重心の上にきちんと乗れ」
ということですね。
ボールの中心の上に乗ると回転しないような、
リフティングでボールの真下を蹴り上げるように、
ボールを投げる時にボールの中心を押し出すように。
みぞおちで折れ曲がらないと
内蔵も不自然に圧迫されないし
横隔膜の下の圧が下がるので息が吸いやすくなる。
健康にも大事。
ただ実践が難しい。
すぐに戻る、土台の腰がぶれる、右と左で違うなど。
「武道において姿勢は最大の修行」
というのも体感してます。
日々気を付けて、自分の技を高めるぞ!