特産のニンジンで町おこしを目指しているNPO「各務原まちづくり」(水野武男代表)によって昨年11月に開催された「にんじんスイーツコンテスト」の入賞作3品の商品化が進められている。各務原市蘇原六軒町の洋菓子店「ボワール」で24日、オーナーシェフの千賀隆治さん(46)と発案者の同市蘇原古市場町の会社員、坂井裕香さん(25)が試作。「各務原キムチ」に続く新たなご当地グルメとして「にんじんスイーツ」をPRした。
 試作したのは「心ときめくキャロットジンジャーマフィン」。各務原のニンジンは5月中旬に収穫されるが、この日は早く取れたニンジンを使い、千賀シェフがリードした。坂井さんは「乳製品を使わずニンジンの素材を生かした。子供からお年寄りまで誰でもおいしく食べられる、体に優しいお菓子を考えた」と話す。6月20日から200円で同店で発売する予定。
 一方、大垣市の高校3年、川合位枝さん(17)発案の「外はパリパリ中はしっとりにんじんパイ」は20日、240円で発売を始めた。大垣市の大学1年、野呂菜摘さん(18)発案の「にんじんと枝豆クリームのふわふわケーキ」は今後試作し、5月20日の発売を予定している。
 コンテストで審査員を務めた千賀シェフは「ニンジンは好き嫌いが激しい野菜。3人とも先入観のないレシピを作った。坂井さんの発想は低カロリーの次世代お菓子。『パイ』はニンジンの甘さをふくらませた味。『ケーキ』はヘルシーな味。それぞれ特徴が違う」と説明している。【立松勝】

4月25日朝刊


(この記事は岐阜(毎日新聞)から引用させて頂きました)


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