人間ドックでほぼ全てのがんの早期発見は可能ですか


- 回答 -
人間ドックで見つかることで、寿命が延びるという効果がはっきりしてるがんは、ごく一部に過ぎません。
ですので、「ほぼすべて」どころか、一般の人が考えるほどには、あまり多くの期待はできない、というのが正解です。

なぜなら、人間ドックや精密検査自体の合併症、早期から治療したことによってかえって治療の副作用が早く出てしまう場合と、もちろん早期に見つかって治る確率、非常に微妙なのです。がんというのは比較的確率の低い病気ですから、見つかった場合の効果はでかいのですが、1人見つかるまでに1000人単位の健康な人に検査を行わなければならないのです。見つかるプラスと、合併症のマイナス、差し引きするとゼロに近い、あるいはマイナスであるという検査が多いというのが分かってきています。

これらを差し引いても、がんの早期発見自体はかなり難しいので、「早期がんのうちいくつかは人間ドックで見つかる」という確率だと思ってください。ただし、現在の医療技術では、定期的な健康診断ががん治療の第一歩になることも、また事実です。

個人的には、効果がはっきりしないことがかなり明らかな肺癌、すい臓ガンなどはあきらめて、早期発見しやすい胃ガン、大腸ガンなどに絞った検査ですね。女性ならそれに乳がん、婦人科系のがん(若年乳がんに対する検診の効果とリスクにはさらに議論が沸き起こり始めていますが)でしょう。男性の前立腺も悩ましいところです。検診が効果があるのか、無いのか、確たる証拠はまだでていません。

(この記事は「Yahoo知恵袋」より引用させて頂きました)


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