仕事仕事の毎日。
司会の仕事は慣れて、2日酔いの日でも出来た。
大切な結婚式だというのに慣れとは怖いもので、
どんな結婚式でも、こなせるようになっていた。
そんなある日、トロンボーンアンサンブルコンサートの司会進行を頼まれた時の事です。
結婚式とは違い、始まりと終わりだけ人前に出れば後は裏で原稿を読むだけなので、楽な仕事だと思っていました。
電報なんかもスラスラと読めるのだから大丈夫。
簡単に引き受けて、いざ本番。
〇〇〇〇作曲〇〇〇〇編曲
え〜〜〜難しい〜カミカミしどろもどろ。
どうしよう〜泣きそうでした。
関係者は大丈夫だと言ってくださったのですが、
その時のコンサートは録音録画され、全国の中学校や高校に販売されるものだったのです。
せっかく、
素晴らしいコンサートの司会を紹介して頂いたのに、申し訳ない思いでいっぱいでした。
かなりの自己嫌悪。
それ以来、司会の仕事はきっぱり、
辞める事にしました。
夜の仕事だけで何とか子供と暮らしながら
どのくらい月日が経ったのだろう?
主人は別居しながらも、
私が居ないところで、魚屋の仕事をしながら待っていました。
時々子供に会わせていましたが、私自身どうしても元に戻れませんでした。
色んなことがあったけど、やっと諦めてくれて
離婚成立。
複雑な思いでした。
私のわがままなんだろうか?
私さえ辛抱していれば、子供にこんな寂しい思いをさせなくて済んだのだろうか?
離婚後も、幸せそうな家族を見る度、羨ましい
悲しい、寂しい、孤独感でいっぱいでした。
この時のエピソードは
伝えきれないほどあります。
夜の仕事は色んな人がいました。
ホステスという仕事が楽しくて大好きな人。
目的を持って、お金を貯める為に働いている人。
そして、私のような子供を抱えて、食べる為に働いている人。大きく分けると、この3パターンだと思います。後は少ないけど、まだ家庭の事情で両親の借金を返す為に一生懸命働いでいた人もいました。特に小さな子供を抱えてる人達は大変だったと思います。私だけじゃない。
色んな事情を抱えて働いている人が多かったと思います。
続く
今日も最後まで読んで下さり
ありがとうございました。
この時の私は、いつも満たされない、いつも笑顔を絶やせない仕事。時には顔が痛くなります。
作り笑い。いつの間にか心から笑っていない自分がいました。
