5週連続5回も観に行ったからか、
ストーリー映像全て覚えてしまった(笑)
そこで覚えてる範囲と、
分かる範囲で完全ネタバレを…
というか完全なる解説実況(笑)
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物語は2014年サンフランシスコでのゴジラとムートーの戦いの後から始まる。
ゴジラはムートーを倒したが、街は壊滅状態。炎が上がる瓦礫の中、必死に息子の名を叫びながら探す父の姿が映し出される。
娘を抱く母は呆然と立ち尽くしていた。
そこへビルを破壊しながら現れるゴジラ。雄たけびを上げながら海へと帰って行った。
そんな悪夢から目覚めた母エマ・ラッセルは、未確認生物特務研究機関(秘密機関)モナークの生物学者で、中国で娘マディソン(マディ)と暮らしていた。
キッチンではそんなマディがイヤホンで音楽を聴きながら、今は離れて暮らす元モナークの動物学者で、父マーク・ラッセルからのメッセージにパソコンから返信をしていた。
母の事を相談しようと返信に夢中になり、朝食のベーコンを焼いている事をすっかり忘れ、火災探知機の警告音で気が付いて慌てるマディの元へ、駆けつけたエマと会話をしていると、突然地震に襲われる。
窓の外を見て不穏な空気を感じ取るマディ…
そこは中国雲南省にあるモナークの研究施設(モナーク第61前進基地)だった。
隔離室から無線で連絡を受けて駆けつけたエマとマディが見たものは、今にも卵から孵ろうとしているモスラだった。
後に卵から孵ったモスラは驚いて暴れるも、エマは自身が作った怪獣と交信する装置オルカを使ってモスラをなだめる事に成功。
そこへ元英陸軍大佐で環境テロリストのアラン・ジョナ率いる傭兵部隊が襲撃してくる。オルカと共にエマとマディは誘拐される。基地から逃げ出したモスラは近くの滝で繭になった。
同じ頃ワシントンD.C.で開かれていたモナーク公聴会で、議員達から追求を受けていた秘密機関モナーク幹部の芹沢猪四郎博士らに、中国のモナーク基地が襲撃されたとの連絡が入り、途中退席してマークの元へ急行する。
現在はコロラドで一人暮らすマークはいつも通りオオカミを研究していると、芹沢達を乗せたヘリが到着し、元妻と娘が誘拐された事、オルカが奪われた事を知らされる。
マークは芹沢達からの協力要請を渋々受け入れ、バミューダの海中にあるモナークの最新基地である第54前進基地キャッスルブラボーへと向かう。
そこでマークはゴジラ以降冬眠状態ではあるが、17体の怪獣が発見されていると聞かされ愕然とする。
到着してすぐのモナーク部隊との話し合いの中で、息子を殺したゴジラを心底憎んでいたマークは、ゴジラを殺せば全て終わると言って聞かない。
同じ頃、南極にあるモナーク第32前進基地へ増援と偽って現れたアラン一向は、謎の大型怪獣をオルカを使って目覚めさせようとする。
一方キャッスルブラボーでは5年間姿を現さなかったゴジラが突如として現れるも、襲撃される事なく事無きを得るが、ゴジラの目的に勘づいたマークが芹沢達にゴジラが目指している南極へ行くよう伝えると、芹沢達は戦慄の表情を浮かべる。
なぜなら南極には最近発見されたばかりで、神話にも登場しない謎の大型怪獣モンスターゼロが眠っているからだ。
そんな南極の基地が襲撃されている頃、マーク達も遅れて到着したが、傭兵部隊に待ち伏せされて銃撃戦になる中、エマとマディを見つけたマークだったが、エマは氷棚に仕掛けられていた爆弾の起爆スイッチを押してモンスターゼロを目覚めさせる。
「逃げて。」
崩落する基地から目覚めたモンスターゼロはマーク達に襲い掛かろうとしたその時、ゴジラが現れ、二頭は激しく交戦する。
そこへ援護にやってきたモナーク司令船アルゴらの攻撃を受け、モンスターゼロはハリケーンを伴って空へ飛び立って行き、ゴジラもまた海へと消えて行った。
二頭の激しい交戦に巻き込まれ、弾き飛ばされたロケットの爆発によって吹き飛ばされたマークは気絶し、気が付くとアルゴの医務室にいた。
アルゴではなぜエマが起爆スイッチを押したのか、エマ達の目的は何かと会議していると、メキシコのイスラデマーラから緊急通信が入り、画面を見るとそこにはなんとエマがいた。
エマは怪獣こそが自然秩序のバランスを保つ存在で、怪獣達が暴れているのは人間によって破壊された自然を取り戻すための自然な防御反応で、人間が地球を破壊する病原菌であること、人口過剰、環境汚染、戦争…このままでは人類が自分達の地球を自ら破壊しかねず、だからこそ怪獣達を目覚めさせて元々の自然を取り戻し、怪獣達と共存したいと熱弁。
理解を超えた力に賭け、数十億人もの人類を危険に晒そうとしていた。
それを聞いたマークは息子アンドリューのためであってもあの子はもう戻ってこないと諭す。
「制御出来ない事態が必ず起きる。」
しかしエマは聞き入れる事が出来ず、マーク達にモナークが60年かけて作った世界各国にある地下のシェルターに逃げるよう伝えると通信が途切れた。
調べるとエマ達はイスラデマーラにはいない事が判明し、衛星を使って通信してきたのだった。エマ達はそんな衛星を使ってイスラデマーラにあるモナーク第56前進基地に眠る炎の悪魔ラドンを目覚めさせる。
アルゴとともにイスラデマーラに向かったマーク達は、同じくイスラデマーラに向かっていたモンスターゼロと対峙させるためにラドンを誘い出す事に成功。
まるで殺し合いかのように激しく戦うモンスターゼロとラドン。
そこへゴジラが現れ、モンスターゼロを海中へと引きずり込む。激しいバトルが繰り広げられている中、軍から新兵器オキシジェン・デストロイヤーが発射された。
ゴジラに左の首を噛み千切られたモンスターゼロはゴジラと共に新兵器の攻撃を受けるも、モンスターゼロは生きて海から飛び出してきた。ゴジラは放射線量が少なくなっていき、やがて心停止して海の底へと沈んでいった。
モンスターゼロが生きている事、ゴジラが死んだ事を目の当たりにした芹沢達は絶望する。
「望みが叶ったな。マーク…」
火山へ戻ったモンスターゼロはゴジラに噛み千切られた左の頭が生え替わり、雄叫びと共に他に眠る怪獣達を呼び起こし、怪獣達は世界中で暴れ回る。
モンスターゼロは宇宙から降ってきたドラゴン、キングギドラ。
自然の秩序に反している事から偽の王と呼ばれ、地球を変えようとしている存在だった。
「1つにして無数」
最強の王、ここに目覚める。
マディはエマにこう呟いた。
「あなたこそモンスターよ。」と…
その頃中国にあったモナーク基地近くの滝で繭になっていたモスラが蛹から成虫となる。
娘を探しに行こうとするマークの元へ成虫となったモスラが現れ、まるで歌を歌っているかのように何かと交信しているよう…
それはゴジラだった。
ゴジラは生きている事が分かり、マーク達はゴジラを救う事を決意。潜水艦でモスラの光が示す場所へと潜水して行く。
世界は壊滅状態。
今、最後の戦いが始まろうとしている。
同じ頃エマ達もギドラの存在を知り、倒す方法を模索するが解決策が見つからない。そんなアランとの会話を盗み聞きしていたマディは逃げ出す事を決心する。
向かう先はボストンにあるフェンウェイ・パーク。そこにある巨大なスピーカーからオルカを使えば怪獣達を止める事が出来る。
そんな時潜水艦で潜っていたマーク達は途中渦の激流に巻き込まれ、一気に海底へと引きずり込まれてしまう。気が付くと潜水した場所から約970キロも離れた海底にいた。
渦は地下トンネルの入口で、地球空洞説は本当に実在した事が証明された瞬間でもあった。
辺りを探索していると、突如として海底都市が現れ、古代エジプトやローマよりもっと古い遺跡が発見され、海底洞窟(エアポケット)の存在を知り、驚愕するマーク達。
そこは、ゴジラの家だったのだ。
傷ついたゴジラは地下から湧き出る放射線を浴びて傷を癒すように眠っていた。そのおかげで再生し、適応しながら進化し続けながら、長く生きているのだ。
ゴジラを目覚めさせる目的の核兵器は、衝突によって発射装置が壊れ、手動で起爆する事しか出来なくなっていた。それを知った芹沢博士が人類のために命を懸けたゴジラを救うため、自らゴジラの元へ向かい、命と引き換えに起爆させる。
「さらば。友よ…。」
芹沢博士に気合いを入れられたゴジラはすぐに目覚め、再びギドラの元へ向かう。
世界中で暴れ回っていた怪獣達はオルカの効果で暴走を止め、急に大人しくなった事がニュースで放送されている頃、オルカの音を聞きつけたギドラが現れ、マディ共々ボストンの街を破壊しようとする。
間一髪のところでアルゴらの戦闘機を引き連れたゴジラが現れ、ついにゴジラとギドラによる最終決戦が幕を開けた。
激しい戦いの中、マディを探すマーク達。そこへアランと手を切ったエマが車で駆けつけ、一緒にマディを探す事に…
ゴジラの体は放射線量が一気に上がり、あと12分で熱核反応(メルトダウン)を起こし、野球場は木端微塵になる時限爆弾のような状態になっていた。
そこへモスラが加勢するも、ギドラの配下となったラドンの攻撃を受け、ゴジラとギドラ、ラドンとモスラによる激しいバトルが繰り広げられる。劣勢の中ラドンを倒したモスラはボロボロになっていた。
ゴジラはギドラによって空高くから地上に落とされ、起き上がる事が出来ない。
そこにボロボロになったモスラがゴジラによじ登り、ゴジラを守るために身を挺してギドラに向かうも、光線を浴びて木端微塵にされる。その時光の粉塵となったモスラがゴジラに降り注ぎ、一瞬ゴジラの体が赤くなった。
エマ達は以前家族で住んでいた家でマディを見つけ、マディは一命を取り留める。マーク達はギドラに踏み潰されたオルカを修理し、ギドラをゴジラから引き離そうとする。
しかしエマは自分の罪を認め、マディに「愛してる」と告げると、オルカを持ったまま一人車に飛び乗り走り去っていく。
オルカを持ったエマを追うギドラ。光線によって車ごと弾き飛ばされたエマは薄れゆく意識の中で「王が目醒めた」と呟く。
何かの匂いを嗅ぎ取ったギドラが振り向くと、そこには体中を真っ赤にさせ、辺りにある物全てを溶かしながら向かってくるバーニングゴジラの姿が…
全身から熱波を放ち、翼を溶かされたギドラは倒れながら光線を放つも、再び熱波を浴び、ゴジラに踏み潰されながら爆発した。
戦いが終わり、静かになった街…
積み重なった多くの瓦礫の中からギドラの頭が現れたが、それはゴジラがくわえた頭部だった。
ゴジラは光線を放ち、ついにギドラは消滅した。
そこへ世界中で暴れ回っていた怪獣達が集まってきて、ゴジラにひざまずき、モスラに敗れ、死んだと思われたラドンまでもがゴジラにひざまずく。
ゴジラはその真ん中で勝利の雄叫びを上げ、怪獣達の王がここに誕生した。
ゴジラ達が自然へ返った後、エマが望んだ未来が実現され始め、破壊された街から自然が再生し始めた。
エンディングは次回作「ゴジラVSコング」に繋がるもので、今回の騒動を生き延びたアランが海での激戦でゴジラに噛み千切られたギドラの首を商人から買い取ろうとしている場面で物語は終了。
地球空洞説やゴジラとコングに似た壁画が見つかったことや、モスラの卵の発見…
次回作に期待が持てる
この映画以上の映画が作れるか
随所に日本へのリスペクトが感じられ、
監督のゴジラへの深い愛を感じ、
本当に本当に素晴らしい映画でした
映画館に5週連続で、
5回も観に行くなんて人生初(笑)
それぐらい本当に素晴らしい映画で感動した
こんなにも素晴らしい映画を作ってくださって、
本当に本当に本当に本当にありがとうございます。
DVDが待ち遠しい
ちなみにモナーク前進基地に付けられた数字は、日本でゴジラ映画や怪獣映画が公開された年にちなんでいる。
・中国雲南省 61=「モスラ」公開年1961年
・メキシコイスラデマーラ 56=「空の大怪獣ラドン」公開年1956年
・南極 32=「遊星からの物体X」に関連
・キャッスルブラボー 54=「ゴジラ」公開年1954年(水爆実験の名)
・富士山 91=「ゴジラVSキングギドラ」公開年1991年
・アリゾナ州セドナ 55=「ゴジラ大逆襲」公開年1955年
・スーダン 75=「メカゴジラの逆襲」公開年1975年
・ドイツミュンヘン 67=「ゴジラ怪獣島の決戦 ゴジラの息子」公開年1967年
ちなみに富士山91にはヤマタノオロチに似た怪獣が隔離されているとかで、他の怪獣達も日本のゴジラ映画に出てきた怪獣達がモチーフになっている。
他にチェン博士とリン博士は双子で、モスラの妖精をモチーフにしていて、ブルックス博士は「キングコング:髑髏島の巨神」で探検隊に参加していた人物と同一人物。
バーニングゴジラは「ゴジラVSデストロイア」に出てくるバーニングゴジラがモチーフになっている。
今作は2014年に公開された「GODZILLA」と、2017年に公開された「キングコング:髑髏島の巨神」が直接繋がっている作品。
そんな小ネタも満載な、
本当に素晴らしい映画です。