ひくま の はぎふで
曳馬の萩筆(野口雨情)


石碑 浜松市中区成子町 法林寺境内
直筆 浜松市立中央図書館所蔵

曳馬の萩筆
スイッチョがいった
スイッチョがいった
曳馬の萩は
筆になっちゃった

スイッチョに聞いた
スイッチョに聞いた
曳馬の萩は 
野原の萩だ

(大正12年8月   野口雨情 作)
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浜松市立中央図書館所蔵


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当時浜松北小学校の教師だった縣善三郎による楽譜
のち藤枝高女(現藤枝西高)、浜松二中(現浜松西高)に転任した。浜松西高の校歌は縣善三郎作曲。(昭和6年制定)

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石碑の後段は「スイッチョがきいた」になっているが雨情の直筆原稿によれば「スイッチョに聞いた」が正しく、意味も通る。

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最近オークションで落札したもの。この曲がり具合というか、反り具合からスイッチョを連想したのかも。

雨情にはスイッチョを歌った歌がもう一つある

スイッチョ
野口雨情
 
 スイッチョ スイッチョと
 大阪の
 街のはづれで 鳴くスイッチョ

 姉は筑紫の 長崎へ
 妹も筑紫の 長崎へ

 スイッチョ スイッチョと
 蔦の葉の
 上にとまって 鳴くスイッチョ