国泰電影院
現：大衆劇場（省京劇団）
長春市東五馬路48号
竣工 1936年
設計 不詳
施工 不詳
撮影 2009年11月
「1936年に新京商会会長の王荊山が出資して建設し、1937年２月８日に正式に開業した。映画館は二階建てで、鉄筋コンクリート造り、西と北の二面が街路に面しており、内部は天津フランス租界の舞台の形式をとりいれたもので、両側には補助舞台があり、舞台上には人力で動かす回り舞台がある。座席数は1000席あり、二階には個室（ボックス席）があった。
1939年には京劇俳優の李少春が公演を行い、溥儀が観劇に訪れたことがあるという。」
「1948年の長春解放後に市人民政府が接収、長春市政府文化局が管理するようになり、大衆芸園と改名した。1950年代に拡張され、大衆劇場となり、市京劇団の所在地兼練習場になった。1969年に省と市の京劇団が合併し、省京劇団が使うようになった。1996年までは映画・演劇に主に使われたが、1997年以降は休業。」
以上、HP『文化遺産保護志願者論壇』の説明を抄訳
2009年以降、建物の周囲が撤去され、建物本体も外郭、ファサードのみを残して撤去された。もとの外観を再現する方針だという。
長春市第8次重要文化財に指定されている。