現・セマウル金庫礼山支店
所在地 韓国忠清南道礼山(イェサン)郡礼山邑礼山里482 （礼山郡礼山面礼山里482）
竣工年 1922（大正11）年竣工
規 模 地上2階、延べ床面積828.9㎡
構 造 鉄筋コンクリート
設計者 中村與資平
文化財指定 忠清南道記念物66号
現 況 東一銀行、朝興銀行、忠清銀行、ハナ銀行等をへて、現在セマウル金庫礼山支店として使われています。
その他
礼山の湖西銀行は1913年創立、22年に本店として建てられました。27年に本店を京釜線の駅のある天安に移転したため支店になりましたが、以後一貫して金融機関として使われています。本店規模で作られたため地方の一支店とは思えない存在感があります。建物は現在は個人所有になっていますが、文化財に指定され一定の制約があるため、当面は安泰のようです。
旧湖西銀行礼山本店のある礼山里は天安からでている長項線の礼山駅から東へ２ｋｍほどの丘陵に囲まれた静かな盆地にあります。幹線道路や鉄道から外れていたことがこの建物の保存にとっては良かったのかもしれません。