気になったな 壊れる前の十二月
ついさっきまで弾けそうになってた光
光
水しぶきが きらり はしゃいでる 子供映す
僕だけが しゃがむ君の姿を見てた
ワンピースが似合って
風景に浮かび上がって
眼を離せずに居たんだ
有り得なそう
同じ風景を君と過ごせるなんて
夏空に 映し出される季節
有り得なそう 違う風景を君と持ち合うなんて
星空が包み隠す季節
あの季節と同じ部屋で寝てる
君も同じくらい汚れたらいいのに
天井はぼやけて消える
それだっていつまでだろうか
怖いんだな 離れていくのが
プールサイドで座るあの娘の理由を
知らない
俺は12歳になったばかり