お晩でございます~
北海道は苫小牧のATX840 でございます!
お正月ライドといきたいところなのだが、氷点下で道路は雪と氷・・・
多少の寒さを我慢すれば、自転車に乗れる本州の方が羨ましい。
初ライドは多分3月なので、あと3か月のガマンだ。
お正月はどこも混雑しているので、お出掛けする気にならない。
なにかすることはないか、思案していたらバーテープの交換がもう半分残っているのを思い出した(笑)。
左に手を付けたのはいつのことか? せっかく覚えたコツも忘れてしまった・・・
早速古いテープを剥がすと、ハンドルのロゴが出てきた。これは左側にはなかった。
ボントレガーのアルミハンドル、材質は6061-T6だった。自転車でよく使われるアルミで、もうちょっと軽量で高価なやつだと7075-T6になる。
アルミのウンチクをちょっと語ると・・・
6000系はアルミにマグネシウムとシリコンを添加した合金で強度が高く、加工性が良い。フレームにもよく使われるし、ドロップハンドルのような形が複雑なモノにも◎。
7000系は亜鉛とマグネシウムを添加した合金で、とても強度が高いが耐食性(錆びにくさ)に難がある。自転車でもよく使われる7075は超超ジュラルミン(ESD)と呼ばれ、ゼロ戦の材料に使われたことでも有名。
ちなみに、これを開発したのは大阪の住友金属で、メイドインジャパンなのだ。
で、最後につくT6ってのは、熱処理の記号で、簡単に言うとこれらの材はあぶったり(500℃とか・・・)、水で冷やしたりすることで組織が変わって、強度が上がるというものだ。
カーボンだと、編み方や積層のしかたなど、作り方で性能や強度が大方決まるけど、金属ってのは微量な金属を地金に添加することで強度UPや耐食性の向上など、色々な特徴を出すことができるし、熱処理でさらに特徴をだすことができるので面白い。
クロモリは鉄にクロムとモリブデンを添加したものだし、ステンレスはクロムとニッケルを添加したものだ。
なーんて思うのは、機械屋さんの性分みたいなもんかなぁ・・・
じゃあ、なぜカーボンの自転車に乗っている?なんてツッコミは無しで・・・(笑)
話はバーテープに戻る。
前回の失敗を思い出して、エンド部が折りたたみやすいように、はみ出す量を少し多めにとったのだが、そこに罠があった。
巻き始めの部分がズレてはみ出てしまった・・・
ドライバーで押し込むのだがうまくいかないので最初から巻きなおしになった。
学習できてないなぁ・・・
で、ここで少し頭を使った。ハンドルのエンド部に薄い両面テープを巻いて、テープの巻き始めがズレないようにした。
成功! 綺麗にできたので満足!
まだこのテープで走っていないので、感想を言うのもアレなのだが、オリジナルのボントレガーよりクッションが厚いので、握り心地がよさそうだ。
長距離ライドの助けになってくれるといいなぁ。
左右のスパカズ模様が揃ってご機嫌♪
早く乗りたい・・・