お晩でございます~
北海道は苫小牧のATX840 でございます!
前々回のログ(3回目の100mileライド前編)ですが、Mtレースイに関する記載を修正しました。今シーズンも12月9日予定で営業するそうです!
さて、前回の100mile?ライドで発見したパンク、数日放置しておいたら、上手いことシーラントが固まってエアが漏れなくなった。
そうは言っても、トレッド面に傷があって、ここに小石やガラス破片なんかが入り込みと厄介なことになるので思い切って交換することにする。
発見直後の写真
で、何にしようかを思案するのだが、せっかくだから今まで履いていたボントレガーR3とは違うものにしたい。
R3がダメ、という訳ではなく違うタイヤを履いてみたい、ということだ。
ネットで色々調べてみたが32Cのチューブレスだと、25Cより選択肢が少ない。
国産で絞るとIRCかパナレーサーということになるのだが、IRCは32Cの良いのが無いのでパナレーサーにした。
ちなみにIRCだが、車いすのタイヤも作っていて、赤いタイヤは空飛ぶタイヤと言われ、あの国枝さんも使っている。だから、という訳ではないがサイズがあればIRC(昔、ツウはイノウエと呼んでいた)を使ってみたかった。
メーカーは決まったのだが、どのタイヤにするかで、また迷う。まあ、アジリストTLRかグラベルキングの2択になるのだが、雨の日に走ることも考えて、グラベルキングにしてみた。
アジリストは全くのスリックなので、パターンがあるグラベルキングの方が良いだろう、と言う判断だ。
ちなみに、グラベルキングはパターンが3種類あるのだが、僕が選んだのは最も舗装向きのヤツ(ただのグラベルキング)で、浅いヤスリ目と杉目の組み合わせ。このほかにブロックパターンを組み合わせたSSとかSKってのがある。
あと、plusってのがあって、パターンは一緒だが耐パンク性能が強化されているタイプ。ただ、1本あたり無印より50g程度重く(32C、グラベルキング)なる。
自転車では軽さは正義(だと思う)なので、体感できるほどスキルは高くないけど軽い方を選んだ次第。
早速密林に注文、ほどなくして届いたので取り付けてみる。フロントは、まだ新しいR3が付いているので、とりあえずはそのままにしておくことにした。
前回も体験したのだが、外すのが大変・・・タイヤレバーが折れるかと思った。
グラベルキングはどうか? R3よりつけるのは幾分大変だった。まあ、チューブレスはどれもこのようなものなのだろう。
そしてポンプをつないでビード上げ、これが1回で難なく上がった。ネットの噂ではビードが上がらない、と聞いていたのだがR3と同じように簡単に上がったので拍子抜け・・・
で、シーラントを入れるのだが何故かペットボトル(笑)。近所のスポーツサイクルを扱っている自転車屋さんで購入したものだが、量り売りだった! 店主の方によれば、小ロットでは高価なので、たくさん仕入れて量り売りしているそう。ありがたい。
バルブが無いのでホースを折り曲げ、シリンジにシーラントを入れる。60CC入れて、タイヤを回して行き渡らせた後、フロアポンプでエアを注入する。
空気圧が上がってきたところで、ビードの部分から多少シーラントが漏れてきた。ふき取って、エアを補充しているうちにそれは止まった。
ところがだ・・・ 別のトコロからシーラントが漏れる。
ビード部ではなく、サイドウォールからポツポツ染み出してくるのだ。多分、シーラントが乾いたら塞がって、エア漏れも無くなるのだろうけどちょっと心配になったのでメーカーに問い合わせてみた。
パナレーサーによれば、粘度の低いシーラントを使うとそのような現象が発生する場合があるとのこと、純正品だとそのようにはならないらしい、また、放置すればそのうち止まるという。
そうか、と納得。
質問に対する返信も早かったし、ついでにカタログを希望したらすぐに送ってくれた。さすが、メイドインジャパン! よくわからない並行輸入品にしなくてよかった。
乗った感じは、前のR3とさほど変わらない。というか、僕には違いがよくわからない(笑)。
R3より100g近く軽くなっているはずなのだけど・・・
耐パンク性能については、交換後450㎞くらい走行したが、パンクも傷もなし。まあ、R3の時は運が悪かった、とうことかもしれない。
あと、良いところがもうひとつ。
スリップサインがあるところ、交換時期が判りやすいくて◎。
丸い穴がそうだ(って勝手の思っているのだが・・・)。
まあ、満足なグラベルキングだったのだが、その後に悲劇が発生する。
前輪もおなじタイヤにしようと思って、交換作業を始めたのだがビードがなかなか上がらない。
シーラントを入れれば上がるかと思ったけど、エア注入でダダ洩れ・・・
2時間くらい色々頑張ってみたが、とうとうビードは上がらず、元のR3に戻す始末。
後日談になるのだが、このままではせっかく購入したタイヤが使えないし、別のタイヤにしたところで、簡単にビードが上がる保証もない。
なので、密林から秘密兵器を仕入れたのである。
タイヤブースターだ。タンクに11barまでエアを充てん、バルブを開放して一気にタイヤにエアを送り込むことでビードを上げるという寸法だ。
コンプレッサーがあれば同じことができるのだけど、ブースターの方が断然安価。持ち運びもできる。
現段階では11barまで圧があげられることだけ確認、フロンタイヤの交換は来シーズン開始直前に行う予定。