金曜からヴェネツィアにお泊りして、土曜に論文の発表を、そして日曜に卒業式をしてきました。
発表はボロボロで最後の最後まで「わたし落ちるかも・・・」と思ってたけど、卒業できない連絡が入らなかったのでもう卒業式出ちゃおうということで出てきました。
1年前は自分がまた同じところにいられるとは想像できなくて毎日不安との戦いでした。
どうせオンタイムで始まらないと思いゆっくり行ったらけっこうギリギリになってしまいました。
会場はいつもの修道院ではなく、ガイドブックにも載っちゃうような聖堂的なところでやります。
天井にも壁にも描かれている絵はだいぶ有名らしく、2階へ続く階段もめちゃめちゃゴージャスなのです。
セレモニーはクラシックコンサートから始まり、各提携大学の先生方が登場するんだけどハリーポッターみたいなコスチュームで現れ会場はクスクス笑いに包まれます。
これ、先生たち恥ずかしくないんだろうか。。
そこからだらだらとゲストスピーカーのお話をして、卒業生の代表がスピーチして(めっちゃおもしろくてしかも一番感動するところ!)、証書の授与があります。
大学ごとに一人ずつ名前が呼ばれ、担当の先生から証書をもらうこのときのみんなの誇らしげな表情がすごくステキです。
わたしも先生から「ブラビッシーモ!」と声をかけられながら証書をいただいてきました。
セレモニー後半は成績優秀者の発表とかとレイニーシップの資格が与えられる人の発表とか、わたしには関係ないことなので飽きちゃったけど概ね楽しく終われました。
驚いたことは予定通りに終われたこと。去年は1時間くらい押してたのに。。
式後、簡単なパーティが用意されていて学生や先生と写真を撮ったりしゃべったりしてました。
後期を一緒に過ごしたフィリップ。背が高すぎてしゃがんでくれた。
下手したら一生会えない人もいるんだろうなぁって思うから、大好きな人たちと最後に話すことができてよかったです。
セレモニーの後は友だちとごはんを食べに行き、学生おなじみの広場で飲みました。
おなじみといってもわたしはそこに飲みに行くのは初めてでいかに前期を満喫していなかったかを感じました。
セレモニーで話せなかった子とも話せたし、いい具合に最後だなって思えたのでよかったかな。
またボートに乗って帰り、翌朝早くパドヴァに帰りたかったのでダッシュで寝ました。
そんなこんなでわたしのマスター生活が終了。
久しぶりに来たヴェネツィアは相変わらず憎たらしい街だと思ったけど、それでも同級生に会ったらここに少しでも所属してたんだなという気持ちも沸いてきました。
仕事を始める人、新たな勉強をする人、インターンに挑戦する人、みんなそれぞれの道に進みます。
この憎たらしく不便な街で学んだこと、経験したことが活かせるようにならなくちゃと思いました。
しばらくはイタリアには来たくないと思うのでとりあえず帰国して動きます。
わたしのイタリア・マスター生活、これでおしまい。
ちゃおーー。