猫の草子-10,11 | コロリンの御伽草子-2

コロリンの御伽草子-2

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よろしくお願いします。

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ねこのさうし-10, 11

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(・・・すんのゆだんも候はす)
又あなのすまゐを 仕(つかまつ)りて
みるといへども。一日二日のこと
にもあらず。中にばかりも
いきごもりて。ゐられ申さ
(ず)。たま/\ うきせけんへ
まいり出んとすれども。しや 取
て をさへ。あたまより かみひしが
れ。しゝむらを引さかれ。かゝる いぶ
せきことに あひたてまつる
事。前世のゐんぐは かなしう
こそ候と申せば。僧 こたへて い
はく なんぢらが しほたれて
いふところ。いたはしくおもふ也


うきせけん=浮き世間
しや 取て=サッと取って
いぶせき=鬱悒き、ゆううつ、不快、気味悪い
しほたれて=潮・塩垂れて、元気がない、泣きぬれて

少し短いけど、
1頁だけです。
ネズミにとって、
深刻な事情が、
訴えられました。
解決策は?
「しや取て」は、
続いてると中々、
意味が分からなかった。
コロリン師匠\¤\᡼\¸ 5