3日連続ブログ更新w

 

またもや質問箱からこんな質問が。


 

確かに最近はSE-02とかMC-101とかが流行ってて、ウィンドシンセ用外部音源の顔みたいになってますよねぇ。

まぁ顔になるだけのモノが色々あるってのは分かるんだけど、それだけじゃ面白く無いわけでw

 

ましてテーブルトップ機って楽しいんですわ。

小さいボディから良い音出てくるだけでもうワクワクしちゃうw

 

という事でとりあえず思いつく限りでつらつらと書いてみました!

 

 

■AKAI

まずはEWI3000m!

テーブルトップでこれを外したらいかん!w

何故かEWIの過去音源の中でもEWV2000や3020mの影に隠れてる名機3000m。個人的には3020mよりナンボも好きな音源なんだけどなぁ。

SEM譲りの構成に明るいキャラ。2VCO-1VCF-1VCAが2ボイスあるって構成も使い勝手良いんだよねぇ。一時期はずっとWX7と3000mばっか使ってた。

まぁ何よりウィンドシンセ専用音源だけあって、ブレスであれこれするためのMIDIルーティングやカーブやら徹頭徹尾考えて作られてるので、信号はCC#2だけで色々イケるし当然吹奏感もダンチだったり。

演奏以外であまり時間を取りたく無いとかMIDI設定とか分からんけどモノホンのアナログ使いたいとかって場合は選択肢として全然アリだと思います。

ただ・・・一番新しい個体でも30年ぐらい前になるので、まともに動くのを見つけるのが一苦労という話もw

良いご縁があればチャンスは逃さない方が良いかと。

 

 

■ベリンガー

CRAVE良いっすよね~。

以前弄った時音の強さにやられました。

ただ、コイツMIDIはNote on/offとNote No.しか受け付けてくれないw

CVの入力はバカみたいにあるのでMIDI to CVコンバータ使って変換するのも面白いかもです。

 

ベリンガーは正直MIDIの受信が大抵Note on/offとNote No.ぐらいしか受け付け出来ないのが残念なんですよねぇ。その代わりCV INが豊富w

 

ユーロラックの小さいケース使ってMIDIコンバータ、アッテネータ、ポラライザー、インバータ、マルチプルなんかのドライバユニット組んで、そこからCV出力して遊ぶってのがベストだと思います。

 

これが解禁されると、ベリンガーは途端にヤバくなりますw

CRAVE、CAT、NEUTRON、K2、あたりはそれこそ強烈な音で楽しい上にリーズナブルw

近々パッチ穴いっぱいのSEMクローン(しかも2ボイスある!)も出てくる予定だし。

WASPがMIDIもCVも使えないのは惜しいんだよなぁ・・・。コイツのエグくて脳汁出るフィルター大好きなんだけど。

ちなみにModel Dの場合は注意が必要です。これ正しくmoogクローンなので、VCAのGATEに電圧入れっぱなしにしていないと音出ません(所謂Sトリガーってやつ)。

あとPro-1もVCAのCV INが無いので、カットオフだけでの音量コントロールになります。

 

CVってコンバートしてもやっぱりCVらしさってのは感じられるので、これは是非みんなに体感してもらいたいんですよねぇ。

 

 

■ローランド

どうよこのBoutiqueシリーズの品揃え?w

どこへ行っても主流となるローランドは人とは違った事やりたいよしめめにとっては割とアンチなんだけど、小型のテーブルトップ音源ではとうとう我慢出来ずに最近RolandのJX-03買いました(ずっと出物待ってた)。Boutiqueシリーズはそれぐらい物欲そそります。

 

同じBoutiqueシリーズで2OSCのJP-08と結構悩んだんだけど、多分使い方考える(後述)とどっちも変わらんだろうし、だったらMIDI発祥の歴史ある機種のレプリカの方が良いだろうとJXにしました。あの80年代丸出しのポップなデザインとか大好きなんだよなぁ。

 

MIDIはCC#74でカットオフ、CC#7で音量コントロール出来るんだけど、EWIだと#74はコンティニュアス・コントロールでの指定になるし、NuRADだとBreath AかBのどちらかツブされちゃうので、実質カットオフと音量しか動かせない、もしくはカットオフ代わりにシンクのスレーブOSCやリングモジューレータを動かすぐらいしかできないのはちょっと残念なところ。

せめてSE-02みたいにアフタータッチが使えたらなぁと思うのは贅沢なんだろうかw

 

まぁJXの場合、よしめめ的にはメインで曲を吹くというよりライトにつまみ回して遊ぶ感じで使ってるので、満足してます。メロディ吹くというより、音色とその変化を楽しむって感じですね。

チープなステップシーケンサーだけどこれも結構面白くて、シーケンスさせてブレスやつまみで色々動かしたり結構楽しいです。

あと4ポリ音源なのでNuRADのPORY演奏もライトに使えるのも良いところ。

モジュラーみたいにエディットした音色をストアすらせず、ひたすら本能の赴くままに使ってますが、EWIのコンティニュアスコントロールできっちりカットオフの天井を設定してやると、実はメイン音源として使えるぐらいのポテンシャルはあります。

 

Boutiqueシリーズで注意しなきゃならないのは、最近出たJD-08とJX-08。これはCC#の受けがかなり一般と違ってるので、使えないと思った方が良いです。

 

Boutiqueシリーズでのお勧めとしては、1OSCで良ければJU-06A、SH-01A。この2機種はこのサイズから考えると相当音良いです(末尾AはAdvansedとかなのかもね)。JUはデザインうまく落とし込んでるんだよなぁ~。パネルの質感とか色味めちゃくちゃ落ち着いててカッコいい。

 

2OSCあってデチューンやらシンクやらリングモジュレータしたいって場合はJP-08かJX-03ですね。正直JP-08の方がパルスワイズ可変だしクロスモジュレーションあるしフィルターも-12/-24db切り替え出来るしEGは2つあるしなのでガチ使いするのであればお勧めです。

JXは前述した通り知能指数下げて遊びたい方向けwこれはこれで最高に贅沢で良いw

 

なお、Boutiqueシリーズは欲しいと思ったら即入手しておく事お勧めします。

終売後になって買おうとすると、プレミアついて定価より高額になる事多いので。

 

 

■コルグ

我らがコルグ!!

GM規格全盛の時ですら「うちはうちですから」と「強い音」優先で波形を搭載したコルグ!!w

おかげでGXやらXGやらはまだしも素のGMのMIDIデータすら全然違うじゃねーかちったぁハチプロ見習え!!!ヽ(`Д´)ノw

 

という事で実はよしめめKORG大好きっ子でもありますw

ただ、ウィンドシンセで使えるとなると少ないんですよね。MIDI to CVコンバータあってもMS-20(しかもHz/V規格w)とかARP2600みたいに大掛かりになっちゃう。これならユーロラックの方が色々便利。

 

そんな中、ブログで書いた通りウィンドシンセ専用音源なんじゃねーかこれ?って勘違いするレベルのminilogue xd(module)が出てきたのは4000s亡き後正直もうめちゃくちゃありがたい限り。

ちなみに先代のminilogueやモノシンセのmonologueはウィンドコントロール出来ないので注意されたし。

 

PCMで良ければこれまた古いハーフラック音源ですが05R/WやX5D/Rあたりはかなり使えます。

CC#7でアンプ、CC#11でフィルター動かせるので、他の外部音源との連携も割としやすいんですよね。

コンビネーションが強力で、レイヤーもスプリットもかけられる上にポリシンセなのでNuRADのPORY機能にも対応可能。

よしめめはMacによるソフト音源移行するまで05R/Wでホーンセクションやらフルストリングスやら全部賄ってたし、エンドーサーで友人の大脇に至っては未だEWV2000にEXT.INさせてX5D/R使ってます。

小型だし取り回しが良い音源(しかも本体だけでフルエディット可能)なのでキーボーディストのサブ音源として未だ現役というのもちょくちょく見る事を考えても押しの強いライブ向けな音源であるのは間違いが無いかと。

この当時のPCMはハード的な縛りもあってリアル極振りというワケにも行かず、生系の波形も「似ているがニセモノ」というちょうど良さ(ここ何度も言ってるけどよしめめの拘りポイント)を持っているのも気に入ってます。

なお、ブレスを動かしながら内蔵エフェクトかけるとなると、あっという間にCPUとメモリが悲鳴上げていっこく堂になるので、エフェクトは外部でかけてあげましょうw

耐久性も高く、未だに壊れず使えてるし、ヤフオク・メルカリなんかで安価に入手出来るのもお勧めポイント。

但し最近プレミアつき始めてる(1万超えとか出てきてる)ので、気になる方は早めに入手した方が良いかも知れません。

 

■その他

moog MOTHER32

moog MINITAUR

moog SIRIN

Doepfer DARK ENERGY III

 

この辺も結局MIDI to CVコンバータ必要になっちゃうけど、実際に使われてます。

MOTHER32はまさにmoogって感じの音だし、DARK ENERGYはドイツ音源らしく色々変態出来て楽しいです。

 

あと、DSPシンセになりますが、

Waldorf Blofeld Desktop

コイツは紹介しないわけにはいかないです。

EWI仲間が一人、あとエンドーサーの中村雄太郎も使ってたそうで、これがまぁアレコレ出来ちゃいます。

普通のアナログじゃ出ないような音なんかも出せるうえ、波形を自ら生成しているため滑らかにレガート出来るし広い音域を取れるしと、EWIやNuRADにはうってつけの音源だったりします。

但し運用は地獄のひと言で、ゆーたろ曰く「無限に良い音出せるけど無限に疲れる」だそうなw

まぁこの手の音源はドMであればあるほど「たーのしー!」ってなるんだけどw

 

D.S.I.のmophoとかEvolverとかも5000やNuRADとかだと使えるって話だし。

mophoはディブ・スミスがウィンドシンセ用の音源としても使えるようCC#2をあれこれとアサイン出来るように設計してくれてます。

ただ、4000とかWXだと吹き始めにMIDIのお釣り出ちゃって全然使えなかったんだよなぁ。

 

 

・・・今パッと思いつく限りではこんなところでしょうか。

ウィンドシンセで使える音源なんてのこそ集合知でデータベース化していくのが一番なので、みんなもSNSで「こいつ使ってるぜ!」とか「コイツ気になる!」みたいなのあったらディスカッションしていけたらと思います!