ついに・・・ついにこの日がやって来るとは・・・。
そしてそれが初代EWI1000から始まったウィンド人生の記念すべき20本目になろうとは流石に予想できなかった!!
そうです! すでに伝説級となってその名を轟かせる「Lyricon」がとうとう我が手に!!!
つい先日Twitterで
こんなやりとりしてたけど、その後あれよあれよと話が決まり、まさか魂持ってかれる事になろうとは(;゚∀゚)w
一応解説しておくと、こいつこそが木管楽器型の市販ウィンドシンセの始まりとなった楽器です。
1974年に発売され、当時のお値段1$360円固定相場の時代で180万円w(後に為替の関係ですぐ90万円に値下がりしたらしいですが)
大体300本ぐらいしか出ていないという話しもあり(流石にもう少しあるとは思ってる)、レア度としてもポテンシャルとしても超弩級のウィンドシンセです。
まぁ何はさておきこれ観てください!
https://www.youtube.com/watch?v=RZFXUg1Ef30
ビリー・コブハムバンドの「Flight time」という曲でマイケル・ウルバニアクが演奏するLyriconです。
強烈なダイナミクスと音色変化、ドラスティックに変わるピッチ感がヤバいです。
ブラインドで聴いたら「何か得体の知れない木管楽器」としか思えません。
後年Computone社は普通の減算式アナログ音源を積んだLyricon IIや、CVコントローラとして特化したWindsynthesizer Driverを出しましたが、ロジャー・ノーブルとビル・バーナーディの設計思想をそのまま体現したのはこのLyriconだけなんです!!
1VCOのシンセとは思えない音色変化が起きてますが、これはオリジナルな加算方式の音源のおかげ(らしい)。
ひとつの波形から倍音を取り出し、倍音を息によって出し入れしつつフィルターで削っていく(らしい)という、ウィンドシンセを前提に考えられた、ウィンドシンセのための、ウィンドシンセ専用の音源なんです!(らしい)
こればっかりはいくらEWIであっても、他のウィンドシンセであっても、再現する事は不可能です。
これを究極と言わずして何を究極とする!!
・・・と、熱弁振るってはおりますが、実は全部「らしい」ですw
というのも、ご覧の通りのつまみの内容なので・・・
サッパリ分からない!!!(;゙゚'ω゚')www
とにかくこんなことは初めてですw
今まではどんなウィンドであってもつまみの表記やパラメータ見れば大抵ヤマカンでなんとかなるウィンド馬鹿の自分が言います。
サッパリ分からない!!!(;゙゚'ω゚')
まぁ経年で故障している箇所も多々あり、吹くとしてもレストアからになるので今後じっくり腰を据えて楽しんでいきたいと思います。
残る問題は・・・EWI4000sと比較して分かる通りケースがデカ過ぎることだな(-.-;)
だってまだめめさんにまだ何も報告していないの・・・(死)
なお、このLyriconの元の持ち主は恐れ多くも住友紀人さんその人だったりする・・・もう文化遺産並みに貴重な楽器じゃねーか(TдT)w
と言う事で住友さん本当にありがとうございます。大切に使わさせていただき後世に伝えていきます。
もうね・・・
この彫刻だけでドンブリ飯3杯はイケるわ(*´Д`)