さて、続いては第2試合のレポートです。
第2試合は、社会人の2次戦から勝ち上がってきた関東社会人1部のエリース東京FCと、大学では第1シード扱いになる日本大の試合になりました。
早速、レポートです。


東京都サッカートーナメント準決勝 エリース東京FC2―3日本大学(西が丘)
得点:熊倉弘達2(PK1) 松岡 濱口 猪野毛
主審:蜂谷冬陽(1)

試合はこちらも早めに動きます。
6分に日本大は熊倉弘貴のシュートがPKを誘い、このPKを熊倉弘達が決めて先制。
しかしエリース東京FCは15分、左からのパスから松岡が決めて同点に。
しかし日本大は直後の18分、熊倉弘達が豪快なミドルを決めて勝ち越し。
この後は日本大がペースをつかむも、エリース東京FCは松岡は濱口、神田を中心に食らいつく展開になります。
日本大は熊倉弘貴・弘達の双子を中心に、守備でも安定感を見せます。
前半は、日本大が1点リードで折り返し。
後半になり、エリース東京FCは積極的に交代を使っていく流れに。
何とか追い付こう、食らいつこうとしていきます。
そうすると、エリース東京FCは64分、左からのクロスから走り込んだ濱口が押し込み同点に。
日本大は慌ててしまい、この後なかなかパスも繋がらない展開になってしまいます。
とはいえ日本大も守備でGKドゥーリーを中心に守っていきます。
そうすると、日本大は終了間際の90分+3に左からのクロスは流れるも、右からのクロスから猪野毛が押し込んで勝ち越し。
結果、日本大が3―2でエリース東京FCを辛くも退け、決勝進出を決めました。


というわけで、両チームの指針へ。

まずは、ホームのエリース東京FC。
正直、日本大相手にここまでやってくれるとは思ってませんでした。
チームとしてはやはり手堅い印象。
そこに松岡や神田、村田などが絡んでいくというタレントも揃うチームになってましたね。
特に後ろでのパス回しに関しては、日本大も相当嫌がっていたなと思います。
日本大が前に出たらカウンターを食らわせるうという、なかなかな展開になってました。
それだけに、今年の東京都の大学上位のチームに何とか勝ちたかったですね。
ちょっと関東社会人1部の日程、見直さないとなと思う試合でした。
次も楽しみですね。

一方、アウェイの日本大。
安定感は確かにありました。
その日本大ですら、慌てたのは事実です。
後半になってまさか同点にされる想定はなかったはず。
正直パスが回らなくなった時は、相当にマズイなとは感じました。
それでも最後は意地で勝ち越したのは、さすがの地力だと思います。
やはり熊倉の双子やGKドゥーリーを見ていくチームなんだろうなと改めて思いましたね。
決勝はJFLの武蔵野との対戦になります。
次も楽しみですね。


エリース東京FC、大学上位相手に一歩も引かずの試合も倒すまでには至らず。
日本大が何とかエリース東京FCから勝利し、決勝進出を決めた。
そんな試合でした。