最近、実写の日本映画が絶好調になっていませんか。
アニメは犬王とゲ謎とモノノ怪と鬼滅と色々・・・これまでほぼ実写日本映画を見てないワタクシが、岸辺露伴とか国宝とかババンババンバンバンパイアとか見に行って、、、
あ、ドールハウスもだ。
近畿地方はまだ見に行ってませんがー
意外と面白かった、とても良かった、多少冗長かなと思うところはあっても悪い評価はない良かった、次も何か見に行こう
ってなってるんですよ。
この日本映画の好調さって、もしかするとJ事件後、芸能界の有力事務所が主演出演者を決めてからの映画じゃなくなったからなんじゃないか?と勘ぐってるところでもあるんですが。
決してJタレントが悪いんじゃなくて、歌が本業なのに人気だから映画って事が少なくなったので適材適所に若干ズレがあったのが解消されたとか、スタータレントだから変な事はさせられないあくまでもカッコ良くという要求があったのがなくなったとか、俳優が人気過ぎて忙しく役作りが出来てなくても撮ったとか、そういう事が全部解消されたんじゃないかって思ったりしてます。
洋画ですか。
世界中から爺さん達が集まって次のボスを決める教皇選挙の前に見たのはボヘミアン・ラプソディなのでー
どんだけ見てないんだよ!っていう話もあって、アレなんですがー
あまりそそらないんですよね。
知ってるアクションスターは、ほぼみんなおじいちゃんになってるし。
今は日本映画よ。
それで、今回はこれ。
大長編タローマン万博大爆発 です。
劇場でタローマンの立て看を撮影してきたんですが、写真に写っていたのは全部8番出口の宣伝でしたの。
なんで写真がこれしかない
予告編を見る限り閉所恐怖症だと怖いかも、あとワタクシの場合は通路から出られない夢をよく見るので、これ見た後はしばらく眠れなくなりそうですが、これも見に行こうと思ってます。

元々Eテレで放送されていたショートムービー
TAROMAN 岡本太郎式特撮活劇
の、長編バージョンなんですが、
・モチーフが全て岡本太郎
・1960〜70年代の特撮映画を踏襲
・解説はサカナクションの山口一郎
という、面白くならない訳がない構成の映画でございます。
Eテレの方は
『TAROMAN 岡本太郎式特撮活劇』は、NHK教育テレビジョンで2022年7月19日から7月30日まで、平日深夜クロージング直前の枠で全10話が放送された特撮テレビドラマである。
っていう説明がされていました。
ぶっちゃけ題材が岡本太郎で、ウルトラ特撮みたいな事をやっている映画です。
開場前に、パパと小学生低学年女子という組み合わせの観客がいて、この人達シンチャン見に来てるのかなあ?鬼滅の刃じゃないよなあと思ってたら女の子が
「パパ、タローマンと写真を撮る」
と言って、タローマンの立て看の隣に立ったんです
えっ?イマドキの子供に人気なの?
その親子、勿論、タローマンのシアターに入って行ったのですが、女の子がすごく楽しみ!って感じで可愛かったです。
さて、タローマン世界には奇獣という岡本太郎デザインの怪獣がいて、タローマンは顔が若い太陽の塔の巨人なんですが、どう見てもタローマンも奇獣←巨人って、人なんだろうかタローマン
映画が始まると何の説明もなくいきなりCBGって組織が出て来るんですが、テレビ版見てた人達は知ってるんだなと思ってたんです。
帰ってきたウルトラマンのMATみたいな組織の略称だろうけどなんだろう?
と思っていたら、
Cちきゅう Bぼうえい Gぐん
の略称と判明
ここで先ず笑うところ(しかし、誰も笑わない)
え、誰も笑わないの?
それから、タローマン(中の人はパントマイム俳優の)が好き放題やらかすのですが、特撮がものすごく精巧に作り込まれていて(パンフレットによると材料はホームセンターで買って来たものらしい)唐突にアンドロイドの風来坊が出てきたり、水差し男爵っていう正義側か何かわからないけれど多分映画の中で一番良識がある役だったり・・・で
べらぼうにデタラメなタローマン
いやー、すごいものを見ましたねー
「と、岡本太郎も言っていた」
が決め台詞(CBGの)
ネタバレるんで、あまり突っ込んだ話は出来ませんが、あまりにも真面目にデタラメをかましてくるのに
劇場で誰も笑っていなかった
ので、ワタクシは笑いを噛み殺すのに必死で、色々見逃してしまったと思います。
もう一回くらいは見に行きたいし、ファンブックも欲しくなりました。
いや、タローマンはIMAXで応援上映をやって欲しいすわ。
そして観客で
なんだこれはー
なんだこれはー
って歌うのさ。
夏バテでぐったりしてる皆さんは是非見に行って大爆発して頂きたいです!
で、1970年代に予想した未来の風景ですけど、あんなチューブ道路は結局出来なかったですね。
先端が丸いのはドバイとか上海にありそう。
で、もいっちょ
タローマンの[なんだこれは]の劇伴は、コナカイガラムシやアブラムシやネジラミ等の害虫や、カビ菌などにプレッシャーをかけ排除する時に適した楽曲でした。
害虫を発見したら[なんだこれは なんだこれは なんだこれは♪]と歌いながら作業すると、作業者の心的ダメージが低減されるような気がします(我が家園芸部員談)
あとは、野村万作の





