早くも12月になりました。いよいよ受験の最終章です。
と言いたいところですが、K君にはその言葉は当てはまりません。やるべき課題が山積みだからです。
そんな危機的状況なのになんとなく、だらけている様子のK君。ここで私はビシッとお灸を据えることにしました。
(強めのニュアンスで)
「気を緩めるな。これから受験の最終コーナーに入る。ここで
勉強のギアを1段上げろ、トップにいれるんだ。いいか。」
それを聴いて、
「たしかに・・・」
となぜかにやけるK君。
その様子が、自信の裏付けなのか、単なる極楽とんぼなのか私には判断できません。
でも、悪いことばかりではありません。いいこともありました。
それは自主性が出てきたことです。
自分の弱点を分析し、自ら新たな単語帳のノルマを増やしたり、模試の総復習を始めました。また、質問内容も鋭く、しつこくなってきました。6月に入ってきた時のことを思うと別人のようです。
入塾当時、私がこだわって説明していると、
K君は「そんな細かいこと、どっちでもいいじゃないですか、先進みましょうよ・・。」といった具合でした。今は立場逆転の勢いです。
11月後半の学習内容(授業でやったことは除く)
英語
リード問題集英語Ⅱ 2回目開始
関大赤本2019,2020 6割~7割程度の得点
始めて合格最低点に届いた。
センターマーク模試(代ゼミ・Z会)
始めて7割を超えられた。
国語
私大赤本
6割程度の得点。
政経
駿台2022共テ実戦問題集 5割程度
得点が伸び悩んでいる。12月からの内容を相談中。
英語の実力は上がっているが、国語と政経は停滞気味。
もう少し地力をつけなければならない。K君の言う通り12月からは模試の総復習と古文単語の暗記に力を入れていく。
さて、
期待していた11月の全国統一テストが返されました。
11月の模試の結果
志望校判定 E
ショッーーーク!! (模試の結果から目が離せない私)
私が落ち込んでいる様子を見て、K君はいろいろと言い訳をはじめました。
「英語の長文の量が多すぎで、最後の問題解いてません。」
とか
「古文の問題、マークミスしました。」
とか
しかし、結果がすべてです。言い訳は許されません。
この結果を考慮して、12月から半分くらいは共通テスト対策に重点を置こうということになりました。なぜなら共通テスト利用の受験も視野に入れているからです。
とは言っても、悪いことばかりではありません。
過去の模試結果のデータをみると確実に階段状に成績が上がっています。同じE判定でも内容が全く違ってきています。
志望校A判定ラインまでの不足点数(傾斜配点・450点満点)
6月の模試 あと 205点
8月の模試 あと 146点
11月の模試(今回)あと 92点
と、確実に成績を伸ばしています。
もし、マークミスしていなければ、さらに20点以上上がることになり、今回おそらく判定はDになっていたでしょう。
言い訳しているのは、お前も同じじゃないかと言われそうですが、たとえそうだとしても、次回に期待がもてる結果です。
早速、私はK君に、マークミスを防止するために、マークシートに正確に早くマークする練習を勧めました。
これは真剣な話です。
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