浪人生のK君は政経を選択しています。そこで一つ時事問題を尋ねてみました。
「日本政府はこんだけ給付金とかだして大丈夫なのかな？」
「大丈夫でしょ。」
「将来、K君たち世代の借金となって返ってくるんじゃないの？」
「なんとかなりますって・・」と超楽観的なK君。
割と悲観的な私はそんな根拠のないK君の自信を頼もしくもさえ感じるのでした。
さて、
11月前半の学習状況をお知らせします。
英語
2017駿台マーク模試全8回 終了
やっと時間不足の問題を解消しつつある。
学習院大学赤本3年分終了。
5割から6割の得点。
リード問題集英語Ⅱ一回目終了。
国語
関大（2016、2017、2018）赤本3年分終了。
6割程度の得点。
政経
駿台マーク模試5回分終了。
平均5割強の得点。
3教科とも ルーティンワークが以前と比べ物にならないほどスムーズになっている。英文、古文の音読もよくなっている。
これはもしかしたら、
偏差値10くらいあがっているのでは？
といった淡い期待が湧いてきた。
早速私は、何気なく
「そろそろ10月のマーク模試の結果でたのでは？」と訊いてみた。
すると、うつむき加減に沈黙。
（いやな予感・・・）
「実は・・・」
（ああやっぱり悪い結果か・・・内心落ち込む私。）
「合格判定用の用紙、記入したんですが・・
出すの忘れてました・・」
（思わず椅子から転げ落ちる私。）
「そんなことあるの？」
「あるみたいです。」
「みたいですって、自分のことでしょ。」
「まあ・・」
これは確信犯ではないと信じて、次回の結果を待つことに。
10月の模試の結果
志望校判定 不明
私の期待は実現されることなく次回に持ち越しとなりました。
その日の古文の授業の終わり際に、K君が質問をしてきました。
問題文は、『今昔物語集』からの引用で、盗人が死んだふりをして、関所を通る武士から盗みを働く話でした。
「ところで、ここにでてくる関所ってなんですか？」
「・・・そこ？今まで知らんかったん？」
「（素直に）はい！」
「難しいことはわからなくても、だいたいのイメージとかあるでしょ、時代劇とかに出てくる検問所みたいな・・」
「見たことないです。」
教訓：常識の穴は思わぬところに開いている。
ひとつひとつ丁寧に埋めていくしかありません。
先程の志望校判定不明の件も、十分あり得ると思いました。
それでも私は心の中で叫ばずにはいられませんでした。
（寅さんのおいちゃん役の俳優っぽく）
「やっぱアイツは、ほぉんとに、ばかだねぇーー」
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