ひとがひとらしく、いいひとで生きるのが難しくなってきている。
日本も同じであろう。
生き馬の目を抜く社会で、いい立場に登ろうとしたら、悪徳がある
策略をする人間のほうが、仕事ができるとみんなが思い始めていると書いてある。
そうなんや。
ぼく自身を反省すると、57歳まで、そんなにひとを苦しめずに生きられたかと思う。
悪意を持って、ひとに接したことは少なかったし、みんなに感謝している。
こんなにいいこなのに、さびしいのは、この世の定めなのだろう。
古い価値観の人間であったぼくは、不遇を楽しんでいる。
社会で働く若い人たちは、これからの時代をどう生き抜くのか。
多分、みんなしなやかに、笑いあって生き抜くであろう。
若い人たちの笑いのセンスに、期待したい。