みなさんは蛙化現象という言葉をご存じでしょうか?

Wikipediaよりお借りしますが、「蛙化現象とは好意を抱いている相手が自分に好意を持っていることが明らかになると、その相手に対して嫌悪感を持つようになる現象である」ということです。

 

僕は近頃知りました。

ですので、言葉の使い方として合っているかどうかはわかりませんが、それに近い体験をしました。

 

 

 

ハッピーメールでやり取りを始めたAさん。

旦那さんは転勤族で、エリートなのですが日常的にモラハラをしてきます。

お子さんが小さいこと、「シングルマザーとして生活していけるのだろうか?」などと考えると離婚に踏み切れません。

 

そんなAさんなのですが、投資に興味があり、プールに通い、読書が趣味など、僕と共通点が多くありました。

また、僕のプロフィール写真も気に入っていただけたようで、話題が尽きることはなく、話はとても盛り上がりました。

 

そのまま自然な流れで会う約束をすることができました。

まずはランチから、ということで、Aさんの家の近くにあるおしゃれなランチが人気の喫茶店に行くことになりました。

 

会う前日に交わした会話がこれ↓です。

僕:「あの・・・写真を見てイケメンだと言ってくださっていますが、実物は冴えないただのおっさんなので、過剰な期待はしないでくださいね💦」

Aさん:「大丈夫ですよ。加工なしの写真であの写りですから、きっとヒロさんはカッコいいんですよ。自信をもってください💓」

・・・本当に大丈夫かな?

本当にイケメンでもなんでもない僕は、逆に不安になります

 

 

 

当日ー

 

待ち合わせ場所に現れたAさん。

印象評論家の美有姫さんを若くしたような可愛らしい女性でした。

 

やはり話は盛り上がります。

好きな動画が一緒だったり、お互いの家庭のこと、趣味のことなどを話していると、あっという間に3時間くらい経っていました。

そして、僕がコーヒーを飲んだ後、テーブルの上に手を置いた時でした。

 

Aさんは僕の手にそっと手を重ねてきたのです。

Aさんの顔を見ると、鈍感な僕でもわかるくらい目が💓になっています。

 

 

・・・

 

・・・

 

・・・

 

・・・

 

・・・何でしょうか?この気持ち?

今まですっごく楽しかったのですが、急にテンションががっつり下がりました💦

すごくハマってくれたけど、温度差がありすぎて怖い・・・。どうやって距離を取ろうか?と考え始めました。

 

そろそろAさんはお子さんを幼稚園に迎えにいく時間が迫ってきたので、送っていく事にしました。

車の中でも僕の事をじっと見つめているAさん。

そして指定されたコンビニに着くと、シフトレバーを握っていた僕の手を握り、「ねえ、今度はいつ会えますか?もっとたくさん時間がある時にゆっくり会いたいの💓」とAさん。

僕は「し・・・仕事の調整をしてみます・・・・」と答えて帰路につきます。

バックミラーを見ると、いつまでも見送ってくださるAさん。

それとはうらはらに、申し訳なさや自己嫌悪に陥る僕。

 

家に帰ると、「楽しかったです💓」「もっとお話ししましょう💓」「もう会いたくなってしまいました💓」といったメッセージが届いていました。

 

こういう時、非モテの僕はどう対処していいのかわかりません💦

そして、

「今日はありがとうございました。とても楽しかったです。ですが、正直にお話をするとAさんとどういう関係を築きたいのか、自分でもわからないのです。少し考える時間をいただいてもよろしいでしょうか?」

と返事をしました。

しばらくして、Aさんから「わかりました」と返事が来ました。

その直後にAさんはハッピーメールを退会なさいました。

今でも、どうすることが正解だったのかわかりません

 

このことを境に僕はちょっと考え方を変えてみようか?と思うようになりました。