ハッピーメールを始めて、少しずつ自分のプロフィールや女性の検索条件を見直していくと、ある程度の割合でお返事をいただくことができました。

 

その中で、初めて長くやり取りをしたのがYさんでした。

 

Yさんは既婚者で、隣の市(車で30分くらい)に住んでいました。

僕からメッセージを送ったのですが、最初に「お互いの家庭を壊すのは望んでいません。適度な距離感を持ってお付き合いできたらと思っています」と書いたのを好印象に受け止めていただいたようです。

というのも、Yさんのご実家は家業を営んでいて、旦那さんが婿に入り、その家業を継いでいらっしゃるのです。

だから、離婚は絶対にできない、でも旦那さんとはうまくいっていない、ということでした。

 

話はスムーズに進み、LINEを交換、お写真(マスク姿)を拝見しました。

くっきり二重でシャープな目元、スレンダーでショートカットが良く似合うクールビューティーという感じの女性でした。

LINEのやり取りをしていても、「そこはそのリアクションじゃダメだよ。女性はそこで察してほしいものよ」といった指摘をされることが多く、エスコートが苦手な僕としては、とても勉強になりました。

 

そんなやり取りを続けていると、だんだんYさんの素のキャラクターが出てきました。

日に日に送られてくるLINEが増えていき、最終的には夜9時ごろから

Yさん:私はお風呂からあがったよ

Yさん:今、何してる?

Yさん:今日、面白いテレビないよね

Yさん:忙しい?

といった感じで、短文のメッセージが3分おきくらいで送られてくるようになりました。

 

僕が1度でも既読をつけると

Yさん:気づくの遅いよー

Yさん:マメな男がモテるのよ

Yさん:おーい、どうしたー?

と、ほぼリアルタイムでチャットしているような対応を求められました。

 

それがだいたい11時くらいまで続くのですが、僕も子供の相手をしたり、本を読んだりしたいこと、そもそも嫁さんにはばれたくないやり取りなので、だんだん億劫になってきました。

 

そして少しずつ返事の間隔を空けたりするようになったのですが、ついに

Yさん:あのー、なんか私、大切にされてないんだけど?

僕:ごめんね。仕事や子供の相手が忙しくって

Yさん:いや、私も仕事してるし、子供もいるんだけど?

 

その後、散々文句を言われ、そしてLINEをブロックされました。

 

僕としては、「Yさんのペースに合わせるのは厳しいな・・・」と思っていたところだったので、むしろスッキリした気分でした。

 

そして1週間くらい経ったころ、

Yさん:仲直りしようよー

Yさん:ご飯食べに行かない?

というLINEが送られてきたのですが、丁重にお断りしました

 

Yさんとは1か月くらいやりとりしたと思います。

結局、1度も会うことはありませんでした。