昨日に引き続き、性のことについて☆
今日もお伝えしたいと思います。
性教育について、私がすごーく大切だな、と思ったのには理由があります。
それは娘が年中さんだったころのこと。
小さいころからでも性被害にあうという可能性はあるということを
仕事を通して知っていたので、
娘を被害から守るためにできることはないかと考え、
自分の身体は自分で守ることができるんだよ、ということを分かってほしくて
性教育に関する絵本の読み聞かせをしていました。
読んでた絵本は、「だいじだいじどーこだ?」という絵本です。
だいじ だいじ どーこだ? | 遠見才希子, 川原瑞丸 |本 | 通販 | Amazon
身体の特に大事な部分はどこか、
それをどうやって守るのか、
といったことを子どもにもわかりやすく描かれています。
これを読み聞かせた後に、娘からびっくり発言があったのです!!
「○○くんとトイレに一緒に行ってパンツの中を見せてっていわれたよ」
えーーー!!!!
それでどうしたの??
「見せた」
!!!
驚きでしばらく絶句、、でした。
もちろん、子どもが男の子と女の子の体の違いに興味を持つのは当たり前だし、
見たくなるのもしょうがない、と思います。
見たり見せたりすることも、子どもは何も知らなかったら別におかしいこととも思わないですよね。
きっと幼稚園や保育園なんかではよくある話なんだと思います。
だけど、このことが当たり前だと思ったまま成長して大きくなっていったら
この子たちはどうなるんだろう??
これが日本の性被害の多さの理由の一つなんじゃない??
と思いました。
そこからさらにあらら~💦と思ったことがありまして…
次の日、担任の先生に、あった出来事についてお話をして、
相手の男の子にもきちんと説明をしてほしいと伝えました。
担任の先生とても良い先生で、
「目が届いていなくてすみませんでした、こちらからきちんと指導しておきます」と言ってくださいました。
あ~良かった、と思いその日の夕方、お迎えに行くと
担任の先生から
「相手の子には、○○ちゃん(娘)は一人でトイレに行けるからもう一緒に行かなくてもいいんだよ、と伝えておきました」
とのこと。
え??
それじゃ、何の解決にもならない……
トイレに一緒に行ったのがダメなんじゃなくて、
子どもでも身体の大切な場所は見たり触ったりしてはダメだということをきちんと伝えてほしかった。。
担任の先生にもう一度、説明しなおして、
再度相手の男の子にお話ししてもらうようにお願いしました。
性のお話って、日本ではあまりオープンにされていないことだし、
幼稚園、保育園とかだとさらに無縁なことという意識もあるようで、
その先生からは性のお話をするということにすごく抵抗があることを感じました。
これはこの先生個人のことではないな、
社会全体のことだな、と感じたんですね。
私自身も小さいころから大学生になるまで、
そんなにオープンに性について教えてもらったという経験もなかったし、
親からも話してもらった記憶はありません。
隠しておくもの、というような印象。
だからいざ話をしよう、としても、
どう話していいのかわからない、という感じなんでしょうね。
でもこのままではいかん!!
なんとかしたい!!
という思いが大きくなっていきました。
この経験を、当時の職場を通して参加していた子育て支援団体でお話していたところ、
市の保健師さんから声をかけていただき
「中学校の養護の先生から、性教育の講師をしてほしいと頼まれているんですが、
一緒にやってくれませんか」
とのこと!
中学校の講師だなんて、できるかな~、ドキドキ
という気持ちも大きかったですが、
それよりももっと
「絶対やりたい!!」
という気持ちが大きくて、やりますと即答しました。
早いうちから性の知識をしっかりと身に着けておくことはすごく大事だと実感しているから。
私にしか話せないこともたくさんあるはず!と信じて
講師をすることにしました。
市の保健師さんもとてもすばらしい方々で、
性教育の必要性をたくさん話し合いながら一緒に準備していきました。
私は、特に大事だと思っている性的同意についてもしっかりとお話しすることができました。
はじめは1校からのお声がけでしたが、
ありがたいことにとても評判がよく
どんどんと依頼が増えていきました。
フリーになった今でも、続けて依頼してくださる学校もあり、
本当にありがたく思っています。
子どもさんがおられる方も、そうでない方も、
性教育について、ぜひぜひ考えてみてほしいな、
何かのきっかけになればいいなと思っています。