当ブログ主 【よしやZ30】 が
全曲の作詞・作曲・演奏・歌・録音・ミックスした
アルバムが以下で聞けますので宜しくお願いします。
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今日は、成毛滋さんの命日ですので、
(2007年3月29日に大腸ガンで60歳永眠)
「 成毛滋師匠 」の思い出を書きます。
私が成毛さんを知ったのは深夜のラジオ番組
文化放送の「 パープルエクスプレス 」です。
この成毛さんのギター講座の番組は
1982年~1991年まで放送されました。
今迄のギター雑誌とは違う沢山の情報に驚き
毎週欠かさずに、カセットテープに録音していました。
・メトロノームはテンポの練習で、グルーヴの練習には
グルーヴ感覚を得られないから絶対に使わない事。
・海外のバンドのオーディションは早弾きなどのテクより
シンプルなリズムでグルーヴが出せるかが審査基準。
・日本人にはグルーヴの感覚が無いが、堤太鼓を
カウントなしで同時に複数人が叩ける間の感覚は有る。
・良い真空管アンプがあればギターをアンプ直結で
良い歪音が出るので歪系のエフェクターは必要ない。
・アーティストは使っていないエフェクターでも紹介し
ステージに並べるだけで楽器メーカーからお金が入る。
・楽器屋の店員は楽器を売るプロで、ギターは素人
エフェクターを沢山売る事しか頭にないので信用しない。
・未だに高価なオールドギターに拘ってるバカがいる
ギターの音の8割はギターアンプの良し悪しで決まる。
などなど ・・・
当時のギター雑誌や楽器屋店員の話とは180度違う
番組内容のオンパレードで、驚きの連続でした。
実は、成毛滋さんのリアルな内容のギター教則本は
今迄の間違った内容のギター本の修正が必要だから
との理由で、出版社からお蔵入りにされて来たとの事
それを知った、ギター好きだった佐川急便社長が、
ラジオだったら成毛さんが本当の事が話せる
との流れで、スポンサーが佐川急便に決まり、
パープルエクスプレスのラジオ番組が始まりました。
又、成毛滋さんはフェンダージャパンとグヤトーンに
成毛さんのアイディアを働きかけています。
[ フェンダー・ジャパン ]
手が小さい日本人でも弾きやすいストラトキャスター
ミディアムスケール(ナットから12Fまでが314mm)
ナローネック(1Fのナット幅が40mm)
スリムネック(1Fのネック厚が19mm)
の弾きやすい3冠王のギター(SST‐314)を実現し
スクワイヤーブランドで1983年に発売しています。
このギターは凄い数が売れて、その後、フェンダーUSA
本社が、ジャパンミディアムスケールのストラトヘッドに
「 Fender のロゴ 」 を付ける事を許可しています。
因みに、
フェンダーUSAがミディアムスケールを渋ったのは
ライバルのギブソンがミディアムスケール標準だから
しかし、ギブソンはミディアムスケールだけど・・・
ネックが太く(1Fのナット幅が43mm以上)で、
ナローネックより弾き辛い、そして重いですね。
[ グヤトーン ]
80年代当時、10万円以下で買える真空管アンプが無く
絶対に、ギターのピッキング上達には真空管アンプが
必要との確信を持っていた成毛さんはグヤトーンに相談して
若者でも買える10万円以下の真空管アンプを実現し
H&M_model 30を4万5千円で1985年に発売しています。
でぇ、今回のお勧め動画は
そのアンプ(H&M_model 30)とギター(SST‐314)の
組み合わせで、バンヘーレンの1stの歴史的名演奏な
「 イラプション 」の完コピを成毛滋さんは演奏しています。
凄い 完コピ
番組内でも言ってますが、当然、
エフェクターは無しですね それで凄い音
実は、
私のバンド「 loosebank 」のHPで載せている動画
それも全て、アンプ(H&M_model 30)と
ギター(SST‐314・STM‐314)の組み合わせで、
80~90年代のスタジオ練習やライブハウスにも
この組み合わせを、車で運んでいました。
5年前に宅録したアルバム「 Sweet Suside Pop 」も
この組み合わせで、蚊が鳴く様な小さい音でも
エフェクター無しで爆音が録音出来たと思います。
結果、私の自宅には80年代90年代の
国産真空管アンプの山脈が出来上がっています。
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(C)よしやZ30
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