クヒオ大佐 | 美味しいお店検索機能付き!グルメなめがねの“ぐるめがね”ブログ

クヒオ大佐

コ~ンバ~ンワ! 「グルメ~ガネ大佐」デ~ス。



ということで、最近巷で話題になっている10月10日公開の「クヒオ大佐」、見に行ってきました。



先週まで浅草と上野でやっていた「第2回したまちコメディ映画際in台東(通称したコメ)」の特別招待作品だったのですが、招待券をいただいたので、連休最終日に浅草公会堂に行ってきました。(M本さん、ありがとうございます)



http://www.shitacome.jp/2009/



朝10時半スタートにも関わらず、8割程度の入りで、世の中にこんなに「クヒオ好き」がいるのかとちょっとビックリ。



「したコメ」総合プロデューサーのいとうせいこうさんと出演者のアンジャッシュ児島さんが舞台挨拶に出て、中々面白い話が聞けました。



さて、上映となるのですが、みなさん、「クヒオ大佐」ってご存知ですか?



70年代~90年代にかけて活躍(暗躍?)した、名前は、「ジョナサン・エリザベス・クヒオ」、職業は、米空軍のパイロットで、カメハメハ大王の末裔を父に、エリザベス女王の双子の妹を母に持つ希代の結婚詐欺師。



「結婚すれば、軍から5000万円の結納金がもらえる」だの「英国王室からも5億円のお祝い金が出る」だの、冗談でも思いつかないような台詞で女性達をだましていた輩なんです。



ボクが幼少のころ、「ウィークエンダー」や「ルックルックこんにちは」のテレビ三面記事的なコーナーで定期的に取り上げられていて、かなり興奮して観ていました。



目線入りの写真で紹介されていたのですが、どうみてもおっさんというかおじいさんの体で、「どうやったら騙されるんだよ!」と突っ込みドコロ満載だったんですが、今回映画を見て、 



「恋は盲目」




の意味がよくわかりました。




クヒオ大佐を演じるのが、「堺雅人」だったんですが、ちょっとカッコ良すぎでした。


つけ鼻をしてるんですが、これだったらだまされてもしょうがないかな?




ただ、演技はやはり素晴らしく、「ちょっと訳分からないヒトをやらせたらナンバー1」(byいとうせいこう)でしたね。




競演の「松雪泰子」もいい味だったんですが、個人的によかったのは「満島ひかり」でした。


ちょっと演技が「星野真理」とかぶる印象なんですが、表情の切なさがすごく良かったです。


結構化けるかも?



コメディの設定なんだけど、観終わってちょっと切なかったです。


騙されることよりも、騙すことの切なさがすごく印象的な作品なんで、ヒトを騙したことがあるヒトにはオススメです。(じゃあ、ボクの周りは全員オススメですかね)