真田家の故郷の長野県上田市には、

真田関連の史跡が多く残されています!


その中でも、

真田家の本拠地だったと言われ、

真田ファンからは聖地となっているのが、

「真田氏本城」です!



すでに冒頭で、

5回も「真田」と言っちゃうくらい、

真田ゆかりのお城です!


城跡には、

真田の家紋「六文銭」の旗が、

なびいておりました!



また、

お城の写真集やサイトでおなじみの、

「真田氏本城跡」の板碑にも、

さっそく会えて嬉しい!



このお城は、

真田幸綱(幸隆とも:幸村の祖父)が、

築城したと伝わっているのですが、

とにかく謎だらけです。


あまり史料が残されていないようで、

「おそらく真田家の本城だろう」

と考えられているに過ぎません。


縄張りを見てみると、、、



標高895mの山頂の尾根に、

細長い郭(くるわ)が3つ並べられた、

連郭式の山城ということがわかります。


本郭の背後には、

高さ2mの大土塁が残っていて、





北に向かって、

本郭、二の郭、三の郭が広がっています。


↑本郭


↑二の郭


↑三の郭


案内板によると、

本郭の大きさは、、、



幅が8.6m、長さが37mだそうです。


実に細長い!


左右が崖に囲まれた、

「THE・戦国の山城」といった風情です。


写真で伝わりづらい部分もありますが、

先程の二の郭や三の郭の、

土塁や空堀の箇所を、

超ザックリ記してみるとこんな感じ!


↑二の郭・土塁


↑三の郭・空堀


ザックリ~~~。


「おぉ!土塁だ~!」

「あら!空堀じゃないの!」

と、自ら発見していく城の遺構って、

興奮しちゃいますよね。


さて、

に、しても、真田本城は、

「本拠地にするには、ちっちゃいかな~」

という印象です。


なので、

本拠地というよりは、

有事の時に、

砦として使用したものではないかと、

勝手に予想しております。


規模はともかく、

立地と景色は最高です!


北を見れば、、、



こっちが本当の本拠地?と言われる「松尾古城」や、

「岩櫃城(←初回にご紹介!)」に繋がる鳥居峠や、

四阿山(あずまやさん)を一望できます!


※黄色=街道


西を見てみると、、、



「尾引城」や「根小屋城」や、

「松代城」にたどり着く地蔵峠を、

望むことができます!



さらに、

南を見てみると、、、



「真田氏館(←前回ご紹介!)」や、

「上田城」や「砥石城」などを、

眺めることができます!



つまり、

真田本城は、

各方面へ繋がる街道を押さえると共に、

周囲の重要なお城を、

視野に入れることができる、

超要衝のお城ということが、

一目瞭然でございます!


なかなかの山の上にあるので、

車で行くのをオススメします!


車の免許がない人は、

上田駅前で自転車を借りて、

お尻を振り回す程の激しい立ち漕ぎで、

坂を登り切ってください!


御武運をお祈りしております!



またね。