昨日は適当な方がいなくて、

ウマい具合に更新できませんでしたが、今日はいらっしゃいましたー。





☆3月23日生まれ☆

「鋭い洞察力を持ち人から頼りにされる松方正義タイプ!引きこもりがちで何かと難癖をつけるところも?」

■長所
誠実、責任感が強い、コミュニケーション能力に優れる、鋭い洞察力、優れた創造力、頼りになる、評判が良い、知性的

■短所
わがまま、自信がない、頑固、何かと難癖をつける、無気力、引きこもりがち、えこひいきをする

(参考図書:「誕生日大全」主婦の友社)

■3/23生まれの歴史上の人物
【松方正義(まつかたまさよし)】(1835年)

教科書にも出てきました、元「総理大臣」の松方正義さん!
大学入試によく登場する受験生泣かせの人物です。
「松方財政」やら「松方デフレ」やら、ああ難しかったなぁ・・・。
財政の方の専門的な話はとりあえず置いておきましょう。

松方さんは薩摩(鹿児島県)の出身で、幕末の薩摩藩のリーダーだった「島津久光(しまづひさみつ)」の側近として働きました。
この働きぶりがなかなかのものだったらしく、褒賞をもらったり、身分が上がったり、周りからの妬みがありつつも、出世街道を突っ走ったようです。

明治維新後は薩摩出身の官僚、政治家として活動。
特に大蔵大臣に就任(1881年)後に、当時大問題であったインフレーションを抑え込む「松方財政」を断固します!
「松方財政」・・・、置いておいたわりにすぐ出てきてしまいました。

当時は「西郷隆盛」が反乱軍のリーダーとなった「西南戦争(1877年)」のせいで、ひどいインフレーション(=絶賛物価上昇中!)状態でした。
戦争に向けて政府がお構いなしに価値があやしい紙幣(「不換紙幣」)を発行したので、モノの価値がガンガン上がっていたんです。

このインフレを抑える政策を「松方財政」といいます。
何をしたかと言えば、増税!
醤油税や菓子税を新設したり、酒税や煙草税を増税して、価値のあやしい貨幣を回収しました。(税金として払わせた)
そして、価値がはっきりした貨幣(こちらは「兌換紙幣」)を発行するために「日本銀行」を設立しました!

これと並行して、世の中に回るお金を少なくする「緊縮財政」も進めていました。
政府に入ってくるお金(歳入)はなるべく貯めて、政府から出ていくお金(歳出)をなるべく抑えたんです。
ところがこの緊縮によって、農産物(繭や米など)の価格が大暴落!
この「松方デフレ」によって、土地を手放してしまう農民の方が増えてしまったり、不満が爆発して暴徒化してしまう方もいたりと、庶民が痛みを伴う改革としてあまり評判が良くなったみたいです。

その後、総理大臣に2回なるのですが、どうも松方さんが政治家として得意だったのは財政面だけだったようで、内閣や議会をうまく運営できず、どちらも1年程度で辞任しています。

そんな松方さんですが、明治天皇などは大変信用していたそうです。
「金本位制」という制度を導入するか否かの時に、松方さんに対して明治天皇は「導入の是非を巡る議論は難解でよくわからぬが、これまで松方が財政に関して間違ったことをやった例はなかったから導入を裁可する」とまで言われているんです。
松方さん、スゴイ!

ちなみに、大変な女好きで子だくさんだった松方さんが、明治天皇に「何人子どもがいるのか?」と尋ねられると、「後日調査の上、御報告申し上げます」と答えたとか!
あまりに多くて即答できなかった、と言われています(笑)。
実際は、15男11女!
多い!確かに即答しかねます!
当時、週刊誌のようなものがあったら書かれているかもしれませんね。
「松方正義、夜はインフレーション!」みたいに(笑)。

私は経済学部出身なんですが、やっぱり財政や金融って難しくてわかんないやー。
もう一回、勉強し直そうー。





またね。