お送りします。






あかいらか長谷川が、




戦国時代を描いた小説を、




紹介します。






今回はこちら。





豊臣秀長―ある補佐役の生涯〈上〉 (文春文庫)
豊臣秀長―ある補佐役の生涯〈上〉 (文春文庫)堺屋 太一

文藝春秋 1993-04
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主人公は、




豊臣秀吉の弟である、




豊臣秀長です。






あまり、




歴史の表舞台に出てこない名前ですが、




豊臣政権における、




ナンバー2の実力者でした。






堺屋さんは、




軍師や参謀、専門家ではなく、




補佐役として、




紹介しています。






物語は、




あまり語られることのなかった、




豊臣秀長を、




敢えて書こうとする、




心意気を感じる書き始めになっています。






桶狭間の戦い後、




藤吉郎(秀吉)が織田家に仕え、




半ば強引に、




小一郎(秀長)を百姓から武士へ、




転職させるところから、




元亀元年の第一次織田包囲網までが、




描かれています。






始めは、




木下家(豊臣家)を中心に、




描かれているのですが、




いつの間にか、




織田家が中心に、




描かれています。






とんとん読めるので、




あまり気にならないのですが、




主人公が誰だったか、




時々忘れかけてしまいます。






しかし、




内容は、




非常に読みやすく、




織田家と木下家(豊臣家)を中心に、




描かれているので、




歴史を知らない方でも、




非常に読みやすく、




マイナーな武将が主人公の割には、




たのしめる小説だと思います。






戦国時代の「いい人」、




豊臣秀長、




ひょっとすると、




4、5年後に大河ドラマになるかもしれません。






そんな予感がします。






下巻も楽しみです。










またね。




豊臣秀長―ある補佐役の生涯〈上〉 (文春文庫)
豊臣秀長―ある補佐役の生涯〈上〉 (文春文庫)堺屋 太一

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