だいぶ久しぶりの執筆記事です。

 

今の日本で、まぁまず知らない人は皆無であろう程に騒ぎが日に日に拡大して、経済を巻き込みながら日常生活にまで影響の出ている新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)

※COVID-19は感染症名との事です

 

日本では対岸の火事と思っていた火種ですが、気づいたらあれよあれよという間に日本やアジア、ヨーロッパに留まらずアメリカにまで伝染し、各地の株価や為替にまで強烈な影響力を撒き散らしながら経済に凄まじいほどの大打撃を与えるまでになりました。

 

まさかここまでの事になる程のウイルスだったとは各国役人も想定していなかったのか、各国の危機管理の脆弱性を露呈させながら、その猛威を振るっている真っ最中です。

 

 

連日メディアを賑わせ、もはや世界中がその行方を見守るに至るこの大事件。

 

 

時が経つごとに二転三転するWHOの対応でも、もはや異常事態なのだという空気感が伝わってきます。

 

 

テドロス事務局長はウイルスを制御できるとも強調した=ロイター

※日本経済新聞より

新型コロナ、パンデミックの恐れ「非常に現実的」 WHO

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO56596050Q0A310C2000000/

 

 

 

これは”もしや世界恐慌の目前なのではないか?”

 

 

という声も聞こえてくる程に大事になった現在ですが、ウイルス検査をとにかく多く行い感染者が急増している諸外国に比べ、思ったほど検査数が少ない、いや少な過ぎると言われる日本。

 

新型コロナ感染 世界マップ

https://vdata.nikkei.com/newsgraphics/coronavirus-world-map/

(3/10現在、イタリアが急に感染数と死亡率が増加し致死率は約5%の不気味な伸び)

 

 

ダイヤモンド・プリンセス号の時や、

外国での都市封鎖劇に至る状況から聞こえてくる感染力は

”このウイルス、そんなに生易しい『モノ』ではないのではないか?”

という声も専門家など各所から囁かれ出してきている最中、一斉休校と入国規制が始まり、表を歩く事も大勢が集まる事も難しくなった現在。

都市部の機能が大きく減退し、只事ではなくなって来ています。

 

 

もはや日本のどの都道府県で新しい感染者が発見されても不思議ではありませんが、

街中で思ったほど感染者の発表が増えない割に、

都市部には得体の知れない恐怖が蔓延してきています。

 

 

▼あらゆる経済活動を直撃

この新型コロナウイルスの感染力のポテンシャルを日本中に知らしめたのは

恐らくダイヤモンド・プリンセス号の一件ではなかろうか?

 

 

連日の感染者数増加に伴い、すったもんだの後に陰性で帰宅した人が後日陽性で発覚したり、残念にもこの船での患者から死者が出るという事例に至った事で、

『これは感染するかもしれない』と急に身近に感じた方も少なくないのではなかろうか。

ダイヤモンド・プリンセス号騒動の最中、各地で一人…また一人と市中のコロナ感染が露になる度に、その迫り来る感染範囲網を確認する日々がいま現在も続いているのだ。

 

 

そして、それは人の往来そのものを止めるに至る。

 

 

感染の危機コントロールを非常に上手く行った南京など、各所で模範的とも呼べる対応で話題になっている都市もあるが、日本もあれほど早期に検査と規制を徹底していたなら、多少の不便はあれど色々なものがストップする事はなかったのかもしれない。

マスクをしつつも各種イベントが行われ、休校にもならずに人々がもっと自由に往来していたかもしれないと思うと悔やまれる。

 

 

しかし、もうここまで来てしまった以上、ここから何とかするしかない。

 

 

 

▼人の往来が止まり、そして人は何処へ向かうのか

 

現状あらゆる業種にて大きな影響を残し、未だ決定的な治療法やワクチン等が定まっていない新型コロナウイルス。

このウイルスの最大の恐怖は、その実致死率よりも人を止め、経済を止め、国を止め、既存の経済循環を破壊するという点にある。

観光、ライブ、イベント、交通サービス系、飲食店、輸入品など多くの業界を直撃している。

あまりに多岐に渡るので、もはや大ざっぱにしか把握しきれない状況ですが、とりわけ狭い場所に大人数が集まる業種に大打撃を与えてしまう。

 

 

大阪 新たに14人感染確認 10人はライブハウス訪れる

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200308/k10012320241000.html

 

 

残念な事に特に箱詰めになる会場は感染率が高いようだ。

知っている人は分かると思うが、TVなどでは特に手からの感染を注意する様に勧める事が多い様に思う。しかしながら、箱のライブ会場は場所にもよるが、実は思ったよりも立ち見の様な場所も多く、手で触れる場所が意外と少ない所も多い。

そもそもライブの数時間、手で触れる事で感染するなら人通りの多いドアがある各所でも感染しそうなものですが、どうもそうでなくエアロゾルの様な感染の様な気がしなくもない。

 

 

となると、歓声の上がる場所や大声を出す場所は総じて感染リスクが高いのかもしれない。

目からの感染もありうる様で、マスクではどうしようもないケースも見えてくる。

そのため、現状ライブ自体を中止する箱も多くなって来ているようで、痛ましい思いをしている事と思います。

 

 

なんでもいい。

何か、一つでも解決策はないものか。

 

 

今は業界中が色んな可能性を模索している事と思います。

ウイルス対策を行いつつ強行開催を考える方もいるでしょうし、ライブ配信を行うアーティストも聞こえてきます。今は前例のない状況で、何が正解なのか暗中模索の状況下にあると思います。

中止にするか、客のいないライブを配信するか。

 

 

一方でオンラインでユーザーとトークするなど、新しい試みを行った事例も聞こえてきます。

 

 

では、ライブを配信する人がいる一方、中止するという判断を行った方はどうしてそうなったのだろうという事も頭を過ります。

黒幕もライブを見に行った事もやった事もありますが、恐らく中止された方は配信では生のあの感覚は味わえない。

到底かなわない。

 

 

あの現場の照明で照らされた暑さ、

現場に漂う匂いと人の熱気、

上がる声と言葉にできない一体感。

 

 

そういったもんは現場でこそ体感する出来事なのだと思うのかもしれません。

これは私もよく理解できます。

 

 

しかし、残念ながらもこれが一斉中止の要因であるとなると、それまで準備した演者の苦労やライブハウス側の損失、高いキャンセル料を被るなど、今後の活動の継続自体が危ぶまれ、最悪廃業を選ぶ人が急増するというのは、何とも寂しい様に思うのです。

音楽やライブ活動などというのは、結局のところ何かしらの縁で続いていくものです。

ステージが消えれば演者も消えますし、演者が消えればステージも消えゆくもの。

 

 

文化なんてそんなもんです。

 

 

人が作り、維持し、継続してこその文化であると、私は思うのです。

 

 

 

▼リアルを追求してはどうか

 

『現場のリアリティこそが、ライブの全てである』

 

現状多くの人が現場に集まる事がはばかれる昨今。自粛要請がいったいいつになれば終わるのかあまり定かではない現状、例えこれが解除されたとしても密集自体感染リスクが高いとなった今、お客さんが以前ほど来てくれるかという悩みはなかなか拭い切れません。

 

 

で、あればいっその事、ウェブやオンラインにて少しでも現場のリアリティを追求する道を考えてみるのはどうだろうか?

 

音声で言えば、こういったバイノーラルという技法はどうだろう。

イヤホンやヘッドホンで聞くと臨場感が高く、左右位置などが分かりやすい録音技術。

 

 

 

 

 

 

 

(こういったマイクを人の耳に装着したり、ダミーヘッドに装着する事で実現します)

 

 

自分でも録音したことがあるが、セッティングがハマルとかなりリアル。

スポーツ、楽曲ライブ、演劇など、臨場感が必要であればこの録音は一考に値すると思う。

もちろん現場の全てをオンラインに乗っける事は難しい。

しかし何もせずに諦めてしまうにはもったいないし、今後こういった社会リスクが再来しないともいえない。新しい技術を用い、逆にセールスポイントとするのもアリだと思う。

 

 

社会を前進させる。そのためにテクノロジーはあると思うのです。

 

 

可能であれば、今後こういった

バイノーラル&ハイレゾあるいは4K&VR(マルチアングル)

のような世界が待っているのかもしれません。

先日、日の目を見た5Gがこのインフラを実現させてくれるキーテクノロジーになってゆく気がしています。

 

 

色んな意味で、ここが踏ん張り時でしょう。

未来は面白いと信じ、あるものは何でも試してみて、この現状を打開しようと知恵を絞る経験は、きっと無駄にはならないはずです。

 

 

 

▼他の対策&豆知識

 

感染リスクのある場所では業務用の清掃ロボット遠隔で動かすとか、実現しやすいもの、面白いけど実行の難しいものなどなど、考えると色々あるかもしれません。

こういった抗ウイルスや除菌など現在効果が分かっているものなどがありますので、参考にされてください。

 

 

●UVライトによる除菌
https://www.as-1.co.jp/academy/11/11-2.html
https://www.iwasaki.co.jp/optics/chishiki/uv/02.html


●プラズマクラスター技術 
https://jp.sharp/plasmacluster-tech/release/04072701.html
新型コロナの検証はまだの様だが、現状でインフルや近類のSARSの不活化が報告されています。
もしかすると同様に効く可能性を含んでいるが、風邪気味の症状が出れば現状どうしても新型かと不安になるので、既に確認されているインフルになり難いという事だけでも不安要因の軽減になるのではないかと思われる。
(実際黒幕も消臭効果あるし好きで使っていましたが、今回の件で買い増ししています)
こういったデータから国産のイオン発生器に現在注目が集まっていますが、国産メーカーには是非とも医療機関と協力し検証して頂きたいですね。国産の技術が未曾有の世界危機を救うかもしれません。


●ウイルスや細菌に高い効果のある次亜塩素酸を用いた空気清浄機なんてのもあります。
https://panasonic.jp/ziaino/


●次亜塩素酸ナトリウム液の作り方:目黒区公式ホームページ
https://www.city.meguro.tokyo.jp/smph/kurashi/hoken_eisei/shinryo/yobo/jiaensosannatoriumuekinotukurika.html




プール用の消毒薬も次亜塩素酸などです。薄めて使ったりと学校関係者などは参考になるかもしれませんね。
(プールって意外と安全なのかも)
●水質管理方法 | プール管理に役立つ情報が満載!(プールの塩素消毒方法)
http://gakkoupool.com/category/hygiene/sanitary_howto


70%エタノールがもっとも強い殺菌・消毒力をもつと言われてきましたが, 60~95%の濃度範囲であればその殺菌・消毒力にあまり差がないとも言われています。
意外にも香水は高アルコールなので、一応服の除菌などに向いてるかも

●パルファン、オードパルファン、オードトワレ、オーデコロン、香水の種類、説明できる?
https://dime.jp/genre/414249/