こんにちは!

パーソナルトレーニングジムくるり代表の上野です。

 

このブログは私、上野がスポーツのことなどについて書くブログです。要は趣味です。笑

ダイエット情報はHPより

 

 

 

昨今、マラソンのペースメーカーが話題になっています。

 

まずどういうことかいうと

 

マラソンという競技は42キロをいかに速く走るかという競技です。

トップ選手は日本記録とか世界記録とかそう言った記録を意識して走っています。

 

そこで登場するのが、ペースメーカー。

 

例えば1kmを3分で走ると2時間6分前半のタイムを出すことができます。

これはかなりの好記録で、素晴らしい記録です。

 

逆にいうと、とてもキツイタイムなので途中でそのペースから遅れることもあるということ。

 

しかし、ペースメーカーがいると30kmくらいまで1km3分とかで引っ張ってくれます。

そうすることで2時間6分のタイムが出しやすくなります。

 

 

マラソンの構図は

 

トップ選手は基本的にオリンピックを頂点として競技に取り組むことが多い、そうでなくても日本記録や世界記録といった記録を狙うために走っているといっても過言ではありません。

 

プロ野球なら優勝、柔道ならオリンピック金メダルと同じです。

 

 

今の日本の現状はオリンピックに出るには、冬の各マラソンで設定タイムをクリアし、9月に行われるMGCの出場権を獲得したのち、そのMGCで上位に入るとオリンピック代表に選ばれる。

 

最終的にはそのオリンピックで上位進出を狙うのが最大の目標でしょう。

 

 

なので冬にあるマラソンでは速ければ速いほどいいし、陸上競技ってそういうもんです。

 

 

では最近何が問題かというと、オリンピックで勝つのが目的のマラソンで、ペースメーカーなるものがいていいタイムを出したとしても世界では戦えないのでは?

 

という問題。

 

 

私はこれ、陸上競技の根本がズレてると思う。

 

陸上競技は、オリンピックのためにやっているのではなくて、より速く、より遠くにというのが陸上競技。

 

 

オリンピックは目標であって目的ではない。

 

 

ペースメーカーがいていいタイムが出るならいいし、ルールでは禁止されていない。

もちろんルールで禁止されるなら使わなければいいだけ。

 

 

ペースメーカーがいないと順位を狙うレースになり、タイムが遅くなることは間違いない。

しかし、そういうレースはMGCやオリンピックである。

 

タイムを狙うレースもあってもいいし、速いタイムが出るっていうのも陸上競技の醍醐味の一つ。

 

 

 

 

どんな批判が多いかというと、こんな記事を見た。

 

 

オリンピックで勝つにはペースメーカーなんかをつけた大会でレースをしていても意味がない。

冬にレースをしても夏にやるオリンピックでは勝てない。

 

 

この批判に対しては、そもそもマラソンは冬の競技ということ。

なので夏にレースしようというのはスキージャンプを夏にやろうというのと同じ。

たまたまスキージャンプは雪がないとできないだけでむしろ雪さえあればスキージャンプの方が夏にできるくらいの競技性だろう。

 

 

だから変えるのは夏にレースしようではなくてオリンピックを冬にするべき。

 

 

ペースメーカーをつけないレースばかりやっているとタイムが伸びない。

そもそもアフリカ勢に勝負する前に置いていかれる。

 

まずは2時間3分台の記録を連発できる走力があればいい。

可能なら、MGCのような勝負優先レースを毎年出来ればいいと思う。毎年とは言わず、2年に1回くらいなら調整も可能だろう。

 

 

MGCがない年はタイムを狙い、MGCの年は日本一をかけて優勝を狙うというような形もいいのかもしれないですね。

 

 

 

 

そしてもう1つよくある批判が、ペースメーカーを使って出した記録に意味ないっていう批判。

 

仮にペースメーカーを使わなくても、誰かしらにつくっていうのは普通のこと。

公式にペースメーカーがいなくてもチームメイトとかがその選手のためにペースメーカーやったりすることは多々ある。

 

だから無くしても無駄だし、なくす必要もない。

ペースメーカーがいてもいなくてもキツイのは間違いない。

 

ペースメーカー全然問題ない。

ちょっと問題ありそうなのが、女子のペースメイクをする男子選手。

 

しかし、これも今では記録を分けている。

 

女子単独レースの記録か、男女混合の記録か。

 

要するに女子のレースで男子のペースメーカーがいれば42kmペースメイクしてくれてしまう。

男子のレースで42kmをペースメイクすることはない。いや出来ない。

 

なぜならそんなタイムで走れる選手いないから。世界記録保持者のキプチョゲが、2時間3分台の記録で走るなんてことは多々ある。

全力でやってもだ。

 

キプチョゲでもそうなんだから相当な準備をして、世界記録を狙う!くらいの気持ちでペースメイクをしないともはや日本記録ペースのメイクも最後までは出来ない。

 

というか、30kmくらいまではしてるから、あとはアフリカ勢についていければ日本記録は自ずと出る。

 

そのアフリカ勢についていけるかがポイントだから。

 

 

 

と色々、言いたいこと言いましたが、要するにペースメーカーがいてもいいと思う!以上。笑