ある心理学者


「したくもないことをやって、

人にふりまわされるのは、ばかばかしいかな」


その心理学者は、こういった。
「少しぐらい自己中になって、ちょうどいい。
人にふりまわされているうちに、

あっという間に年をとっている。


「人生は一度きり」

これは、あくまでも人にふりまわされてばかりいる、

人のいい人へのメッセージであって、

元々自己中の人への、ものではない。
世の中には、自分のことより、

他人のことばかり心配する人がいる。
そういう人は、人がいいために利用されたり、

割のあわない仕事をおしつけられたりと、

あまり報われることも少なく、

また自分を見失いやすいものだ。
そういう人ほど、心の病にかかりやすいと、

その心理学者はいう。
自分という者をしっかり持っている人には、

この言葉は必要がない。
世の中、だんだんひどくなってきた、

人間もだんだんすさんできたという人もいるが、

まわりを見渡してみると、

意外とこういう善良で人のいい人たちは、いるものだ。