黒柳 朝
「苦しみは馬車にのってかけてくる
幸せは歩いてやってくる」
黒柳徹子さんは、小学1年の時、
「他の人の迷惑になるから、学校をやめてください」と
退学になったそうだ。
そんな時、母の朝さんは、
トットちゃんを叱るでもなく自由な気風の学校へ
転校させてくれたという。
自由にすくすくと育つ子を見つめる母。
心配しているなんて、微塵も見せない親の姿。
けれども自分のことより、家族のことをいつも考えていたという。
自由に育てるということは、
一番たいへんなことだとゲストの橋下弁護士もいう。
何も言わないかわり、いつも見守っていなければならないからだ。
朝さんは、95歳の時、初めてトットちゃんと会談した時に、
「親は偉いと思っていない。
子どもは原石だから、こうしないといけないとかきめつけて、
子どもらしい輝きを失わせてはいけない」と述べられている。
時代の背景の違いを多少考慮しなければならないが、
基本のところはすばらしいとそう思う。
朝さんは、71才まで専業主婦をやっていて、
95才の時、お肌のお手入れを始めたのだそうだ。
「人生に遅いということはない。
人生にこれっていうものは、ないのだもの。
気持ちがあっても、行動しなくちゃ、思っていないと同じこと。
私はつらい時でも、どうやったら楽しく暮らせるか、といつも考えていた。
なんでもできるのよ、そういうことなら」と
ビデオの中での朝さんは語る。
トットちゃんは、「母は笑顔を絶やさない人でした」というと、
少し目をうるませているようでした。