奥が深いアートの世界
アートの世界は、本当に奥が深いですよね、
一枚の絵を見て、
「綺麗だな」
「かわいいな」
「なんだか落ち着くな」
そう感じるだけでも、もちろん十分にアートを楽しんでいると思うけれど、
少し深く見ていくと、
一枚の絵の中には、
驚くほどたくさんの世界が隠れていることに気づく。
色の組み合わせ。
光と影。
構図。
余白。
視線。
人物や動物の表情。
そして、
そこに込められた物語。
たとえば、
同じ青色でも、
明るい青なら「希望」に見えるかもしれない。
深い青なら「静寂」に感じるかもしれない。
少しくすんだ青なら、
「懐かしさ」や「寂しさ」を感じる人もいるだろう。
不思議なのは、
それを見た人によって感じ方が違うことだ。
ある人には「希望」に見えた絵が、
別の人には「別れ」に見えることもある。
そして同じ人であっても、
10年前に見たときと、
今見たときでは、
感じるものが変わることもある。
作品は変わっていない。
変わったのは、
それを見る自分自身なのかもしれない。
だからアートには、
数学のような一つの正解がない。
作者が込めた想いがあり、
作品そのものが持つ世界があり、
さらに見る人の人生や記憶が重なっていく。
そう考えると、
一枚のアートは、
完成した瞬間が本当の終わりではないのだと思います。
誰かがその作品を見て、
何かを感じた瞬間、
そこからまた新しい物語が始まるのかなと、
そして、これは
アートを作る側にとっても同じことが、
「もっと綺麗にしたい」
「もっと心に残るものにしたい」
「この光を少し変えたらどうなるだろう」
「この余白を増やしたら、もっと静けさが出るかもしれない」
一つ分かると、
その先にまた新しい疑問が生まれます。
そして、
その疑問を追いかけていくと、
さらに新しい表現に出会うことになるんですよね。
おそらく、
アートには「これで全部分かった」という場所はないのかも知れないです。
だから面白い。
技術だけでもない。
知識だけでもない。
感性だけでもない。
作る人の人生と、
見る人の人生までが重なって、
一つの作品の世界が広がっていくのかもと、
アートを始めたころには見えなかったものが、
続けているうちに少しずつ見えるようになり、
すると今度は、
以前よりも分からないことが増えていくばかり…、
それはきっと、
自分が少しだけ
アートの奥へ進んだ証拠なのかも知れないですよね。
知れば知るほど、分からなくなる。
分からないから、もっと知りたくなる。
その繰り返しの先に、
まだ見たことのない表現が待っている。
アートの世界には、
たぶん終着点はない。
だから今日も、
一枚の絵と向き合いながら、
「次はどんな世界を描こうか」
と考えたりと…。
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その答えを探し続けること自体が、
もしかすると、
アートなのかもしれませんね。
