乙女のトキメキミュージカルFLAGLIA
日本青年館ホール

音譜2月3日(金) 初日ソワレ 18時30分開演  J列 

音譜2月9日(木)大千穐楽ソワレ 17時開演 M列 

 

 

 


堂珍嘉邦さん出演のオリジナルミュージカル
FLAGLIA観劇しました。
2月3日~9日まで全10公演のうち初日と千穐楽の2公演で
Drunkboat先行予約で取ったお席は
両日ともセンターブロックで前方席では無いが
舞台を観るにはちょうど良い位置でした。

 

 

 
 
 
 


日程が風のLAAT徳島大阪と
かぶってたので万が一に備えて
控えめに取ってたのに結局
徳島も大阪も撃沈だったけど(泣)
そして気持ち的にも頭の中がLAATツアーでいっぱいいっぱいの時期
だったのでいまひとつ入り込めなかったのも正直なところ。

殺人の告白に続いてのユナクさんとの
共演で、瀬戸利樹さんとは
仮面ライダーエグゼイド以来。
瀬戸さんは初ミュージカルだったらしい。
世界線を守るために戦い続け何度も死んでは生き返りを
永遠に繰り返す魔法使いたちの物語。
ファンタジーな世界観で、
アニメと連動してたり
舞台の上の登場人物が多くて
ユナクさんが率いる日韓アイドルユニットNIKメンバーが
多数出演しているから、
観たことないけど2.5次元舞台的なイメージなのかな。
もちろん初めて見るユニットだったけど
最近こういった雰囲気の韓流系グループって多いね。
固定ファンも付いているようでした。
タギ役のHINATAくんがスタイル良くて目立っていました。

堂珍さん演ずるユク先生はキャプテンハーロック←古w
みたいな衣装で
当たり前だけど歌が抜群に
うまくて、姿見目麗しく輝いてました
どんな役やっても様になるわね。
というか、堂珍さんクラスで歌がうまい役者が他にはいなかった。
主演3人のうちのひとり瀬戸くんは初ミュージカルということで、
ハッシュという役柄的に初々しさはかわいかったし
頑張っているのはとても伝わって来たのだけど
やはり歌がどうしても物足りなかった。

ノーブル・ジーノを始めとする脇役陣はベテラン舞台俳優さん達が
固めていた。
初日だけではファンタジーで壮大な世界観がいまひとつ
ピンと来なかったけど、2回目の観劇で全体像がやっとつかめました。
テーマはまったく違うのだけど、ポーの一族を
彷彿とさせるイメージも所々あった。


千穐楽では映像収録も入ってなかった事からアドリブ炸裂。
特にノーブル・ジーノ役坂元健児さんが絶好調でした。
ハッシュが何を聴かれても「ぜんぜん!」と答えなくてはいけない場面では
初日では「初ミュージカルで緊張してるよね」程度だったけど
千穐楽では
「ユク先生、歌うまいよね」
「フラグリア最高だから再演した方がいいよね」
的な答えにつまるような問いかけを連発して
瀬戸君を困らせていました。

アデルとノーブルジーノのシーンでは
アデル役ユナクがノーブルジーノに
「見てみて、ユク先生がこんな詩を書いてたの
見つけたんだ。凍てついてる・・・」
アデルが手に持ってる紙を読み上げた時に、
この場にいた堂珍ファンはすぐにわかって
苦笑したよねw
そのまま歌詞を読み上げ、ノーブルジーノが
ユク先生に向かって
「ちょっと、似てるから歌ってよ!」といきなり無茶ブリ。
振られたユク先生はちょっときょどって
「マジで歌うの~?」と、
戸惑いつつも
「いつまでもいつまでも・・・」と
マイギフを数フレーズ歌ってくれました。
この時は素のCHEMISTRY堂珍嘉邦に一瞬戻ってたみたい。
客席も大喜び拍手喝采で大盛り上がり。
この場面、ピアノの園田さんもちゃんとマイギフを
伴奏してくれていたのですが、
舞台後に判明したのは堂珍さんにはまったくのシークレットで
ほんまもんの無茶ブリアドリブだったとのこと。
千穐楽舞台本番30分前にユナクさんが
アドリブ思いついた、と園田さんを訪れて
急遽伴奏アレンジを考えてくださったそうです。
急なアレンジ対応の園田さんも、サプライズ無茶ブリにも
歌ってくれた堂珍さんもさすがのプロ。
良かった、歌詞覚えててくれて・・・←おい

女性メインキャストがいなくて、
若いイケメンキャラ集団達が
やたら抱きついたりじゃれあったりして
BLっぼい雰囲気を醸し出していたようにも見えた。
アデルのユクへの執着にもそんな匂いが感じられたし。
わしは元祖風木とギムナジウム世代の元腐女子ですから
こういった世界観にはもちろん抵抗感は無く、好きです。

園田さんの楽曲と火の見櫓での
演奏が素敵だったのは新たな発見でした。
ミュージカル楽曲の演奏はピアノ以外は
レコーディング済み楽曲を流していて、ステージ上手高い所で
園田さんおひとりが演奏なさってました。
しばし、火の見櫓を見上げて園田さんの演奏に
聴き入ってました。
後日、Drunkboat配信番組で
園田さんがゲストにいらしてくれて
FLAGLIAから2曲ピアノ伴奏で
堂珍さんが歌ってくれたのも
嬉しかった。

昨年の「殺人の告白」から舞台に関してはなぜか続く
韓流的な流れはどういう意味があったのかな?
今年はあとひとつ、アナスタシアのグレブ再演が
決まっていて、これは楽しみなんだけど
来年も舞台出演の予定があるとしたら、
う~ん、もっと他プリンシパルのレベルが高い
タイプの演目を選んで欲しいな、と
舞台素人目線では思う。
ロジャーはもう無理として、ジャックは
ハマリ役だったのでジャックザリッパー再演は
いつか期待したい。