相談19 将来やりたいことが決まってるのにどうして勉強しなきゃいけないの?と悩む小2のキミへ | 小島よしお オフィシャルブログ 「コジログ~おっぱっぴーな日々」powered by Ameba

相談19 将来やりたいことが決まってるのにどうして勉強しなきゃいけないの?と悩む小2のキミへ



[相談19]将来やりたいことが決まっているのに、どうして勉強しなきゃいけないの?と悩む小2のキミへ



<具体的に考えてみよう>

ふむふむ。ゆうきピーヤのやりたいアイス屋さんにドーナツ屋さんにお菓子屋さんと、見立て作家。すごい!四刀流だ!ではなんで勉強が必要なのか具体的に考えてみよう。


たとえばドーナツ屋さんは、ドーナツを何個作らないといけないのか、そのために材料はどのくらい必要なのか考えるはず。ドーナツをいくらで売ればいいのかも考えなくちゃいけないね。そうなると、計算する能力、つまり算数の勉強が必要じゃないかな?

お菓子屋さんのお店を宣伝するときにはチラシを作ったり、SNSでアピールしたりしないといけないね。そのときには、お店に来てもらえるような文章が必要だ。文章の勉強は国語でできるね。

アイス屋さんに来てくれたお客さんと英語を話せたら海外のお客さんともコミュニケーションがとれるよね。

「北海道から来たんです」って言ってくれたとき、北海道の地理を知っていたら「北海道のどこらへんから来たんですか?」なんて話を広げることができる。

「わたし徳川家康が好きなんです」って言われたときに歴史の知識があったら、「徳川家康は天ぷらやナスが好きなんですよね」とかね。


<アイデアを生み出すコツ>

見立て作家になる場合はどうだろう? 野菜を別のものに見立てたりするから、すごくたくさんのアイデアが必要なはず。

アイデアっていうのは、新しい思いつきや工夫のことだよ。よしおは星新一さんという小説家が大好きなんだけど

「アイデアというものはいろんなものの組み合わせ。いろんなことやものを頭に入れ込まないとアイデアは生まれない」って言ってるんだ。


<学校をじっくり観察する>

いろんなことを知ったり見たりするのに、学校っていうのは「うってつけ」の場所。

理科室の人体模型やビーカーやアルコールランプ。気温などを測るための百葉箱や音楽室の丸く穴が開いた壁。算数で使うでっかい分度器や定規。運動会のときに使う玉入れのカゴや綱引きの太くて長い綱に跳び箱。

卒業するとあまり見られなくなるから今のうちにじっくり観察しておくといいかもね! 


<無駄なものは何もない!?> 

算数で台形や三角形の面積を求める計算を勉強するとき。「台形とか三角形のドーナツ作ろうかな」とか。


なんでも自分のしたいことに結び付けたらおもしろそうじゃないかな。


国語で宮沢賢治が書いた物語を学んだら、

『風の又三郎』の風が吹く音を表現した“どっどど”を使った「どっどどドーナツ」とか

『オツベルと象』の機械を動かく音を表現した“のんのん”を使った「のんのんノンフライドーナツ」とかね(笑)!

よしおの経験から伝えたいのは、どんなことでも「無駄だ、役に立たない」って思ったら無駄になってしまうし、「これは何かにつながるかな」って思ったら、何かにつながる気がするんだ。吸収できる量が違うっていうのかな? 「何の意味もないな」って思うと、勉強のほうも歩み寄ってきてくれない気がするんだ。

やりたいことが決まっているゆうきくんならなおさら、「今日の国語の勉強は将来の夢にどうつながるのかな」って、自分で意味を見つけていくことを大切にしてほしいな、って思うよ。小さなことの積み重ねかもしれないけど、いずれ大きな力になるんじゃないかな。



ってボクは思うんだけどキミはどう思うかな?


この文章は

#ボクといっしょに考えよう

をかなり大雑把に編集したものなので

是非本編もお読みください🤣