日本酒にまつわる言葉はたくさんありますが、


本日は、ふたつの言葉をご紹介!

「山廃」と「生もと(きもと)」

「生もと仕込み」とは、酒母(しゅぼ)を造る際に、

蒸し米、麹、米を「半ぎり」と言う桶に入れ、

米を櫂(かい)棒ですりつぶす「山卸し」と言う作業を行い、

天然の乳酸菌を増殖させる昔ながらの方法。

「山卸し」とは、2人1組になって、

その「半ぎり」をすりつぶし、


そこから3つに分け、またそれを6つに分け、

と言うような作業を、一昼夜のうちにやるとても大変な作業です。

この「山卸し」と言う作業をやめて、

あらかじめ麹と水を混ぜて酵素を溶かしだしたところへ、

時間差で蒸米を入れ、同等の作業を行う酒母造りの手法を、

「山卸廃止もと」と言い、

「山廃」と呼ばれるものであります。




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