X投稿(外国)動画を通じてですがタクシー運転手さんが意識を失った野生のお猿さんに心肺蘇生を施す様子を拝見しました。
ショート動画でしたが拝見すると、心肺蘇生の後、お猿さんが奇跡的に回復されたのです。
私がお猿さんの動画を取り上げるには理由があります。19年ほど前のことですが職場で30歳代の青年が突然意識を失い、僕もその現場に駆けつけたものの、結果として青年の命を救うための手助けができなかったのです。
実は、この時の僕はこのようなことを想定したうえで「応急手当普及員認定証」を取得していたのです。
にもかかわらず、心肺蘇生を施すことができなかったのです。
ためらった原因は、心肺蘇生の現場に出会ったのが初めてであったたことから、このケースで胸部圧迫、ほんとに大丈夫なんだろうか?と考えてはいけないことを考えてしまったのです。胸部圧迫のため肋骨骨折になっても行うこと、この鉄則を突破できませんでした。
勇気がなかった、というのが正しいかもしれません(この時はまだ職場にAEDが設置されていな時代でした)。
もう一点、「心肺蘇生をするわ」と同僚の前で伝えたものの「もうすぐ救急隊員が来るから待って」のことばで、引き下がってしまったのです。凄く悔やまれます。
以後、あの時の自身の判断の誤りから、救えたはずの命が救えなかったことを、悔やむ日々です。
※文章に誤りがありましたので、少々修正を加えました、5月11日。