長湯温泉 大丸旅館(ティの湯・大浴場編)〈ロウのようなバリバリ膜張り湯〉@大分県竹田市直入町 | いろいろアウトな日々

いろいろアウトな日々

ただ、一さいは過ぎて行きます。

 
2020年のお話です。
 
はい、それでは今日もまた、
2020年9月3日(木)~4日(金)・1泊2日、
「大分・別府~長湯」温泉一人旅レポ、
1日目9月3日(木)の続きです。
 
さて、この日宿泊した
『長湯温泉 大丸旅館』の建物編、
お部屋編とご紹介してきましたが、
今回はいよいよ温泉のご紹介です。
 
ちなみに、大丸旅館のHP紹介文は

大丸旅館は「源泉かけ流し」にとことんこだわります。
長湯温泉は九州で初めての「源泉かけ流し」を宣言した温泉地です。
「本物」の温泉のみが持つ、色、におい、肌ざわり… そして抜群の療養効果。
大丸旅館の温泉は、木の温かみ溢れる雰囲気と川を眺めながらゆったりと入る事ができる自慢の温泉でございます。
窓越しに穏やかな日差しを浴びながらゆっくりと浸かっていただいたり、夜はきれいな夜空を眺めていただいたりと、のんびり過ごす事が出来ます。 また、初夏には蛍の姿を見ることも…
どうぞ、日本一の炭酸泉を心ゆくまでお感じください。
となっています。
 
大丸旅館には
男女別の露天風呂付き大浴場と
貸切家族湯、
さらに2つの露天家族風呂があり、
大浴場と貸切家族湯が「ティの湯」、
2つの露天家族風呂が「ミドリの湯」と、
それぞれ別源泉になっています。
 
あ、もちろん、
2つの源泉ともに自家源泉です。
 
 
 

浴室棟です。
 
右側ののれんがかかっているのが
大浴場・男湯の入口で、
左側が貸切家族湯の入口です。
 
僕はまず大浴場に入ることに。
 
 
 
 
大浴場、貸切家族湯ともに
源泉は「ティの湯」。
 
HP紹介文は

昭和30年代の終り、当時の長湯温泉は源泉の乱掘で自噴できない泉源が増加し、当館でも源泉は枯渇状態でした。
そんなある日、三代目女将ティの夢枕に白髪の老人が現れ、 「隣の茶畑にすばらしい高熱泉が湧出するだろう」と告げました。 その話を聞いた息子作平はさっそく行動に移し、 この温泉地としては最も浅い90メートルとういう深さで50度という、 まさに高熱泉の泉源を掘り当てることに成功しました。
テイの夢が掘り当てた、不思議な縁のある名湯がここに誕生したのです。
となっています。
 
「ティ」というのは
3代目の女将さんの名前ですね。
 
現在のご主人の
おばあちゃんに当たる方だそうです。
 
まあ何だ、
鹿だの狐だのが見つけたわけでもなく、
夢のお告げだいうのですから
信じてあげてもいいのでは?(笑)
 
 
 
大浴場の脱衣場。
 
 
 
タオルが置いてありました。
使いませんでしたが、
使ってもよかったのかな?
 
 
 
 
源泉名:大丸旅館 テイの湯
泉質:マグネシウム・ナトリウム-炭酸水素塩泉
泉温:48.9℃
pH値:記載なし
 
 
 
全て「なしなし」の
完全な源泉かけ流しです。
 
 
 
手前が内湯の浴室、
奥に露天風呂があります。
 
てか、この時点ですでに
内湯浴槽のただならぬ気配に
気付いたんですが……
 
 
 
はやる気持ちを抑えて
洗い場を撮ってみたり(笑)。
 
シャワー・カランから出るのは
白湯だったと思います。
 
実は僕はこの大浴場が気に入って
この日この後もう1回入って
頭と身体を洗い、
翌朝にも入って頭と身体を洗い、
計3回も入ったことになります。
 
シャワーの水圧も強くて
快適に使えましたよ。
 
 
 
さて、内湯浴槽。
4~5人サイズくらいでしょうか。
 
お湯の色は緑がかっていますが、
そんなことより……
 
 
 
そう!
湯面には
白っぽい膜が張っていたんです!
 
チェックインした時間が
わりと早い時間でしたので、
もしかしたらこの日
大浴場に入った最初の客は
僕だったのかも知れません。
 
 
 
バリバリ動画をぜひご覧ください。
 
もうね、まるで
ロウソクのロウみたいなんですよ。
手で触るとパリパリ割れる。
指で文字が書けそうなくらい。
 
こいつはすげえぞ、
もうびっくりしちゃってさ!
 
『かじか庵』家族湯の
膜張り湯にも感激しましたが、
大丸旅館大浴場の湯面の膜は
かじか庵とは比べものにならないほど
ぶ厚く、そして、強い。
 
大丸旅館の温泉の情報は
ほとんどなかったんですよ、
なので、ぶっちゃけ温泉には
あまり期待してなかったんですが、
「ティの湯」がこんなにすごい、
濃厚な源泉だったなんて!
 
いい意味で予想を
完全に裏切られましたね。
 
 
 
湯口です。
飲泉用のコップが置いてあります。
 
 
 
 
イボイボのゲロゲロです(笑)。
 
 
 
土、鉄の匂いと味が、
この日飲んできた長湯温泉の中で
どこよりも強い!!!
 
あと、甘い!甘塩味もあります。
炭酸テイストもあるにはありますが、
弱めに感じましたね。
 
いずれにしても、この源泉、
たぶんかなり濃いよ。
すげえな、大丸旅館!
もっと泉質を宣伝しろよ(笑)。
 
 
 
あのね。
実はこの時くらいから
温度計の調子が悪くなっちゃって。
 
これは2回目に入った時に
計った温度なんですが、
正直なところ信憑性に欠けます。
 
ただ、泉温が48.9℃ですので、
まあこんなもんかも知れません。
 
 
 
浴槽内温度はこんなになかったかも?
ただ、熱めなのはかなり熱めでした。
体感で44℃はあったと思います。
 
 
 
湯面の膜を割るようにして入浴。
浴感はキシキシ感が強めですね~。
 
やはり身体に引っかかりがあって、
お湯に入っていても身体に膜が
まとわりついてくる感覚があります。
 
 
 
湯面の膜が見えるでしょう?
 
窓がもう少しクリアならば
内湯からも緑がきれいに
見えると思うんですが、
どうしても温泉成分で
汚れちゃいますよね。
 
 
 
さあ、露天風呂にも入るよ~。
 
先に書いてしまいますが、
お湯の状態・鮮度・浴感などは
内湯の方がよかったと思います。
 
なので、露天は簡単に。
 
 
 
露天風呂は岩風呂風で
3~4人サイズくらいでしょうか。
 
浴槽の周りは
析出物でコテコテですね。
 
 
 
お湯は内湯よりも茶色っぽくて
より酸化が進んでいる印象。
 
 
 
湯口です。
 
 
 
ブツブツのゲロゲロ~(笑)。
 
 
 
芹川に向かって捨て湯されていました。
 
 
 
浴槽内に立つと
川の流れは見えるんですが……
 
 
 

浴槽につかった状態では
こんな感じの見え方になります。
 
浴感は内湯と同じトーンですが、
全てが内湯よりも弱めですね。
 
露天風呂は内湯よりも
明らかにぬるくて
体感41℃くらいだったかな。
 
 
 

分けて記事にするほどでもないので
貸切家族湯もついでにやっちゃいます。
 
どうせ源泉は大浴場と同じ
「ティの湯」なんでね~。
 
確か貸切家族湯は
空いていれば自由に入っていい、
という感じだったように思います。
予約とかなかったはず。
 
 
 
脱衣場。
とにかくミニマムで
引きがないので
写メが撮りにくいんですよ。
 
 
 
うん、知ってる~。
 
 
 
浴室も引きがない(苦笑)。
 
 
 
目隠し?の簾がかかっていて
外の風景は見えにくいです。
 
 
 
洗い場。
 
 
 
浴槽はせいぜい1人サイズですね。
 
お湯の色は緑っぽくて
鮮度は悪くない印象でした。
 
 
 
浴槽のコーナーには
モロモロの膜。
 
 
 
湯口はやっぱりイボイボ。
 
 
 
 
浴感のトーンはまあ同じです。
 
大丸旅館の「ティの湯」源泉は
少なくとも僕が入浴した限りでは
大浴場の内湯が最も湯使いが
よかったように思えました。
 
実は大丸旅館では
日帰り入浴も可能なんですよ。
 
日帰りはどの浴場に入れるのか
未確認なんですが、
個人的には大浴場を
おすすめしたいですね。
 
しばらく先客が入っていない
タイミングなら、
あのロウソクのロウのような
奇跡の膜張り湯に
出会えるかも知れませんよ。