1湯も入れなかった湯ヶ野温泉(福田家・湯本楼・共同浴場)@静岡県賀茂郡河津町湯ヶ野 | いろいろアウトな日々

いろいろアウトな日々

ただ、一さいは過ぎて行きます。

 
2019年のお話です。
 
はい、それでは今日もまた
2019年3月26日(火)~3月28日(木)
2泊3日「伊豆 湯ヶ島・伊東・熱海」
温泉旅行シリーズ、
2日目2019年3月27日(水)の
続きを進めていきます。
 
すみません、
今回は小ネタです(苦笑)。
 
強烈なニュルトロ湯だった
『観音プリンシプル』を後にして、
よしのや号は約20km弱・40分ほど走り
やって来ましたのは「湯ヶ野温泉」。
 
 
 

湯ヶ野温泉は

河津川沿いに数軒の温泉宿が佇む

小ぢんまりとした温泉郷。

 

川端康成の小説「伊豆の踊子」の

舞台のひとつとしても知られています。

 

上の写メの

案内板にも書かれている通り、

伊豆の踊子 ハイキングコースや

文学碑などもありますよ。

 

で、上の写メの階段を

河津川の方に降りていきますと……

 

 

 

「踊り子の足湯」があります。
 
 
 
誰でも無料で利用できるようでしたが、
僕は足湯はめんどくさいんで
利用しませんでした。
 
 
 
なかなかいい雰囲気でしょ?
 
河津川の対岸に
旅館が見えますね……
 
 
 
創業明治12年(1879年)、
140年もの歴史を誇る老舗旅館
『福田家』です。
 
看板に「伊豆の踊子の宿」と
書かれていますが、
川端康成が逗留した部屋が
当時のまま残されているそうです。
 
さらには、太宰治が
「東京八景」を執筆した部屋も
当時のままに保存されているそうで、
元文学青年だった俺としては
ここはマジで泊まってみたい
旅館なんですよ。
 
あと、
伊豆の踊子の映画関係では
美空ひばり、吉永小百合、
山口百恵なんかも滞在したとか。
 
でさ。
 
 
 
実は福田家でも日帰り入浴を
受け付けてくれているんですが、
事前に電話確認してみますと
タイミングが悪いことに
ちょうどこの日2019年3月27日(水)は
月に5日ほどあるお休みに
あたっているとのこと。
 
まあしゃあない、
福田家はいつか必ず泊まってやる、と
固く心に誓いまして。
 
ならば、とばかりに
福田家がある対岸に渡ることなく……
 
 
 
河津川沿いのこの小道を
歩いていきますと……
 
 
 
あった、ここだ!
『湯本楼』です。
 
 
 
こちらの湯本楼も
日帰り入浴が可能な温泉宿でして、
事前にこの日は大丈夫だと
電話で確認を取ってたんですよ。
 
 
 
あれ?あれ?あれ?
 
湯本楼の玄関先で何度も大声で
「すみませーん!すみませーん!」と
声をかけてみたんですが、
シーンと静まりかえったまま
どなたも出てきてはくれません。
 
試しに電話してみるも
電話の呼び出し音が
館内に虚しく響き渡るだけ……
 
えーっ!!!
留守やん……
玄関とか開けっ放しで……(苦笑)。
 
まあでも、
この後の予定もありますからねー、
いつ帰って来られるのかわからない
宿の方をいつまでも待っている
というわけにもいかず。
 
泣く泣く湯本楼を後にしました。
 
でさ。
 
 
 
湯本楼のお隣には
共同浴場があるんです。
 
実はこの共同浴場こそ
「踊子(薫)が
裸のままで立ち上がり
私(川島)に手を振った」
という共同浴場なんです!
 
なんですが……
 
 
 
ここはねー、
いわゆる「ジモ専」でして
地域の方々以外は
入浴できないんですよ。
 
ただ、
福田家や湯本楼の宿泊客は
入浴を許されるようで。
 
いつの日か必ず福田家に宿泊して
この共同浴場にも入ってやる!
との決意をさらに強めつつ、
結局、1湯も入ることができずに
僕は湯ヶ野温泉を
後にしたのでした(苦笑)。
 
おしまい。