ブーンという音とともに赤い虫が飛んで降りるのが見えました。翅もお腹も緋色というのでしょうか、綺麗な真っ赤です。
飛んでいるところを撮れればよかったのですが、あまりに赤いきれいな姿に驚いて撮りそこねました。3センチはあったので結構大きな昆虫です。


がっしりとした顎を持っていますがクワガタの仲間ではなく、ヒラズゲンセイというハンミョウの仲間です。語呂が米津玄師みたいでカッコいいです。米津玄師ファンの方ごめんなさい💦

ちなみにこれは、頭が小さいのでメスです。


高知県あたりでは準絶滅危惧種に指定されているようです。以前は西日本を中心に生息していたようですが、現在は多分ですが、全国的に分布しているのかも。

見かけることも少なく、生態は十分わかっていない昆虫のようです。

赤いクワガタと言われたり、幻の昆虫と言われることもあるそうで、今回見られたのはラッキーなのかもですね。



キムネクマバチの巣に幼虫を産みつけるということです。

クマバチというと恐ろしい気がしますが、キムネクマバチは花の蜜や花粉を集めによく来ていて、写真も撮らせてくれるフレンドリーなハチです。沖縄以外で見かけるクマバチはこのキムネクマバチです。攻撃性も高くないので、こちらから仕掛けることがなければ攻撃したり刺してくることはないハナバチです。


YAMA HACKさんの記事に

幼虫の時に一度クマバチにしがみついて巣から出ていき、どこかで過ごしたのちに再びクマバチの体に付いて巣に戻る

と書いてありました。

なかなか面白い行動ですね。


前や後ろからカメラを向けていたら迷惑だったのか、木の上に行ってしまいました。全然軽やかではなく、音のわりにはモタモタと重そうな感じの飛び方でした。



以前ヒメツチハンミョウの毒でかぶれたことがあるので、ハンミョウの仲間だと分かった瞬間「ヒョエー」😱 触らなくてよかったー。