岡山県笠岡市にある笠岡代官所跡です。
笠岡駅から真っ直ぐ「県庁通り」を進んだ突き当たり、というか笠岡駅から真正面にデン!とあります。
岡山県の県庁は岡山市にあるので
こんなところに「県庁通り」ってどゆこと?
説明板によると、
「廃藩置県の布告によって設置された深津県が、小田県と改称され、その県庁が笠岡に置かれた。(中略)明治八年(1875)には、小田県は岡山県に合併された」と書いてあります。
小田県の前の通りなので「県庁通り」なのですね。
正門は、戸川陣屋(都宇郡妹尾村=現岡山市妹尾)から移築されています。
軒丸瓦の家紋はには戸川氏の「三本杉」ということです。
なんだかカオのように見える乳金物。
現在は笠岡市立笠岡小学校になっています。
写真を撮っていたら中から通用門を開けて男の子が顔を出しました。
「この門を毎日通れるなんていいねえ」と言うとちょっと照れくさそうにしていました。
門を閉めっぱなしの飾りにするのではなく、ちゃんと使ってあることが素晴らしいです。いやはや、本当に羨ましい限りです。笠岡市教育委員会さんが門の開閉係のアルバイトを募集したら行きたいです。いや、行きます!
堀には魚が泳いでいました。
足で踏んで演奏するピアノもありました。ちゃんと楽譜付きです。音は出ませんでしたけど。