こんにちは
和泉市 よしの整骨院
スタッフの福留です
２月１７日（土）に
シークレットセミナーを
開催させていただきました。
今回のテーマは
側臥位での下肢内側アプローチ復習
側臥位での下肢内側アプローチは
臨床でも非常によく使います。
なぜならギックリ腰や股関節の症状など
様々な症例に対応できるからです。
始めに下肢の後面から
教えていただきました。
まずは腓腹筋からです。
アキレス腱はゴロンと乗り越えるような
横断性の揉捏は行いません。
なぜならアキレス腱部は
皮膚筋膜の可動性が少ないからです。
アキレス腱を横断するような揉捏では
嫌な痛みを与えてしまいます。
ここではアキレス腱を包み込んで
揺らし揉捏を行いましょう。
次に腓腹筋の筋腹部ですが、
母指腹でゴリゴリと揉捏されるのは
痛みで耐えられません。
なので風船を包み込むように手掌全体で
内圧を高めてこねるような揉捏を行います。
そうすると母指の存在が隠れて
嫌な刺激になりません。
この母指の存在を隠す手の使い方が
非常に難しかったです。
次に半腱様筋、半膜様筋です。
まずは大腿骨内側顆の後面を走る
半腱様筋の腱を擦過で確認しましょう。
そして内側顆を抜けた所から
半腱様筋の筋腹を揉捏します。
始めのうちは側臥位だと筋腹を
見失うことがあります。
そんなときは筋腹を捉えようと
手に力が入り過ぎていることがあります。
まずは一旦脱力をしてから
筋腹を探してみましょう。
あるいは筋収縮してもらうと
筋腹を簡単に見つけることができます。
半腱様筋の筋腹が分かれば
半膜様筋も捉えることができます。
半膜様筋は構造的に半腱様筋の下に
ざぶとんのように存在します。
その半膜様筋を捉えるには
半腱様筋を基準に、
母指1つ分内側に指を置くと
捉えやすいと教えていただきました。
半腱様筋、半膜様筋は
４つのラインをアプローチします。
全て説明すると長いので省きますが、
この４つを組み合わせることが大切。
効率良く筋肉を緩めるには同じラインを
何度もアプローチするよりも、
色んなラインを組み合わせて
アプローチした方がよく緩みます。
これは他の部位にも言えることなので
アプローチの際に意識しましょう。
次は脛骨内側縁の長趾屈筋、ヒラメ筋の
アプローチを教えていただきました。
長趾屈筋、ヒラメ筋を脛骨内側縁から
引きはがすようにアプローチします。
ポイントはあそびがなくなるところまで
筋肉を捉えてから手技を行うこと。
そして閾値の限界を瞬間的に超えることです。
常に耐えがたい刺激を入力され続けるのは
非常にしんどいです。
ここ！という瞬間だけ限界を超えるから
刺激に耐えることができるのです。
最後は内転筋を教えていただきました。
大腿部の内側はデリケートな所で
手の使い方が特に重要です。
いきなりドンと体重を乗せると怖さで
余計に緊張してしまいます。
まずは手が触れただけの状態から
スタートします。
そして筋肉を捉える際は母指腹から
手掌までの広い範囲を使って、
母指がグッと入らないように
気をつけながら筋肉を捉えます。
さらに内転筋を丁寧に捉えても
いきなり大きな振幅で揉捏をすると、
鋭い痛みで耐えられません。
小さな振幅から徐々に大きな振幅へ
揉捏を行うと違和感なく受けることができます。
この手の使い方の基本ができていないと
嫌な痛みや違和感を出してしまいます。
それだけ内転筋は難しい内容でした。
今回の内容は様々な症例にも対応できる
臨床でもよく使う手技です。
それだけ大切な手技なので、
何度も練習をして患者様に
提供できるように頑張ります！
N様、いつもありがとうございます。
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